中軸候補として期待される広島の新外国人、チャド・トレーシー内野手(30)が1日、シュアな打撃で首脳陣をうならせた。ランチ特打に登場すると、低いライナー性の打球を連発。51スイング中3本のサク越えと派手さはなかったが、浅井樹打撃コーチ(40)は「初日からこれだけ振れる外国人は見たことない。期待はある」とべた褒めした。

 コンパクトなスイングで、右へ左へ真ん中へと広角に打ち分けた。メジャー79発の大砲というイメージからは、かけ離れた打撃。しかし、それは計算通りだ。「今日は感触だけを確かめる感じ。広角に打つのはいつもやっていることだよ」とさらりと言い放った。

 日本での練習方法に戸惑いはあった。「アップもノックも米国より長め。打撃でも5分間も打つのは初めて」と苦笑い。ただ野村監督から「自分のペースで徐々にやってくれ」と声をかけられたことで、普段通りのスタイルで練習をこなすことを心がけた。

 「自分のピークが早くならないように調整する。2カ月で仕上げて開幕に合わせたい」。キャンプは始まったばかりだが、落ち着いた表情には自信がみなぎっていた。

 新助っ人の一挙手一投足に熱い視線を送った指揮官は、「いい滑り出しをしたと思う。当然期待している」と頬を緩ませた。今季の野村鯉の命運を握るトレーシー。これから徐々にその実力を見せてくれそうだ。


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Last-modified: 2011-02-02 (水) 22:46:50 (3027d)