プロ野球12球団は1日、沖縄、宮崎の両県各地でキャンプインした。広島の新外国人、ブライアン・バリントン投手(30)はいきなりブルペン入りし、開幕ローテ入りを強烈にアピールした。その投球に中日、巨人のスコアラーも警戒感を強めた。リリーフ候補のデニス・サファテ投手(29)も全開モード。新助っ投コンビが逆襲を誓う野村カープにキャンプ初日から新風を吹き込んだ。

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 02年の全米ドラフトで全体の1位で指名されるというビッグな過去を持つ、新助っ投が“本物”の片りんを見せた。アップ後、バリントンはサファテとキャッチボール。10分程度で肩をつくると、そのまま2人でブルペンへと向かった。

 メジャーのキャンプは日本より2週間程度遅い。初日にいきなり外国人がブルペンに入るのは異例。いきなりブルペンで驚かせたが、もっと注目を集めたのは投球だ。

 193センチの長身、長い手脚から、捕手のミットにズバッと切れる直球。さらに、チェンジアップ、スライダーも低めに集中させ、構えたミットをほとんど外さず、計30球を投げた。

 受けた松本ブルペン捕手は「剛腕タイプのルイスとはまた違うけど“切れるルイス”といった印象。142、143キロは出ていた」と目を丸くした。

 日本で初めての練習を終えたバリントンは納得の表情で話した。「ブルペンは10日ぶりだったし、百パーセントじゃない。軽めの投球。この時期はストライクが取れるかどうかが主眼。僕はボールを動かすタイプなので、その動きを確かめた。それはできた」。

 他球団も注目の新戦力に警戒を強めた。中日・善村スコアラーは「手脚が長く、意外と球が遅れてくる」と、球持ちの良さをチェック。巨人・村田スコアラーは「力を入れても(制球が)変わらない、ばらつきのない投手」と、話した。

 日本野球への順応もOKだ。新助っ投は「メジャーの球に比べ、しっかりグリップするので投げやすい。いい感触。ストライクゾーンも違いはなかった」と、満足そうに振り返った。

 米では伸び悩み、ようやく昨季にメジャー1勝を挙げた未完の大器。ジャパニーズドリームに成功を求め、海を渡ってきた。2月1日にきっちり合わせ、米国で「もう8回、ブルペンに入った」と意欲は充満している。

 大野投手コーチは「切れ、制球は良かった」と、合格点。前田健に次ぐ、もう1本の柱に期待される先発ローテ候補が、満点の船出となった。


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Last-modified: 2011-02-02 (水) 22:42:38 (3089d)