▽第1クール「居残り」皆勤

 栗原が誰よりもバットを振っている。第1クールの3日間、野手20人でただ一人、居残り特打に皆勤した。「この時期、打つことに集中できるのはいいこと」。時に深く考え込む姿は、打撃技術の追求を楽しんでいるかのようにも映る。

 三塁コンバートで守備練習に追われた昨春とは違う。打ち込む時間は格段に増えた。3日は全体練習後、すぐにフリー打撃。さらにフォームを確認しながら、ロングティー打撃を繰り返した。

 筋力トレーニングが主体となる1月恒例の米国自主トレで、今季は初めて打撃練習にも取り組んだ。「左脇が開く」「(始動時の)トップの位置が固まらない」「下半身がうまく使えていない」。始動を早めたものの、口をついて出る言葉は大半が課題だ。描く理想像はまだ先にある。

 2008年秋に手術した右肘は、いまだに不安が消えない。「どうしても張りが出る」。特打終了後は早々と球場を後にして治療へ。スイングを完成させるため、体の手入れにも余念がない。

 町田打撃コーチは「時間はたっぷりとある」と苦悩する主砲に付き合い、助言を送る。栗原は「まだ始まったばかり」。迷い、考え、振り込みに没頭する日々を送っている。(山本修)


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Last-modified: 2011-02-04 (金) 17:22:55 (3033d)