大野コーチが“オレ流”福井に緊急聴取「いつブルペン入るんだ」…広島

 ◆広島・沖縄キャンプ(3日)ドラフト1位、福井優也投手(22)=早大=が、“緊急事情聴取”を受けた。キャンプ3日間で一度もブルペンに入らなかったことに対し、大野豊投手コーチ(55)が急きょ青空面談に踏み切った。突然の会談だったが、期待の即戦力右腕は動じることもなく、第2クールの6日以降にブルペン入りする考えを伝えた。同級生の日本ハム・斎藤、西武・大石が順調に調整を進めるなかで、“オレ流”を貫いた。

 大野投手コーチが福井を呼んだ。投手陣による3・2キロ走を終えた直後だった。球場の隣にある陸上のトラックの隅で、約10分間にわたって“事情聴取”。「いつブルペンに入るんだ。今後の見通しを教えてくれ」。キャンプ3日目になっても、ブルペンで投球練習しなかった即戦力右腕に、業を煮やしたようだ。

 1軍の沖縄キャンプには22投手が参加。第1クール3日間で投球練習しなかったのはエースの前田健、故障明けの大竹、ベテランの横山と、福井だけ。期待のルーキーとしては予想以上の調整遅れだといえる。同コーチは「即戦力として期待しているので、第2クール以降のプランを確認しないと。自主トレのキャッチボールも肩の調整は遅れていたけど、キャンプでも兆しがない」と指摘した。

 首脳陣の心配をよそに、福井は平然としたもの。事情聴取にも動じる様子はなかった。「6日以降に(ブルペンに)入ると伝えました。入ってダメなら、やり直したらいい。大学時代のように故障するのは嫌なので」と説明した。卒業論文などの影響で昨秋以降は練習不足だったことを痛感しており、早大入学後、ハイペースの調整で失敗した二の舞いを避けるため、プロ1年目でもあえてスロー調整を選択したようだ。

 同級生の日本ハム・斎藤や西武・大石は快調なピッチングを続けているが「ようやってんなと思います」と余裕の口ぶり。最後には「1クールはいい練習ができました。焦りはないです」とまで言い切った。

 大野コーチは「俺なら小さくなるけど、平然としてるからいい根性してますよ」と、想像以上の強心臓ぶりに苦笑い。決してマイペースを崩そうとしない福井に、佑ちゃんとは違う“大物”ぶりが伝わってきた。

 ◆広島・福井の第1クールの調整

 ★2月1日 新人4投手がブルペン入りするなかで、ただ一人だけ遠投に取り組んだ。「自分のペースでやりたい」

 ★同2日 連日の遠投に加え、各投手陣がブルペンに入る時間帯に、野村監督らからノックを受けた。

 ★同3日 前日と同じメニュー。この日はクール最終日とあって、投手陣による3・2キロ走に挑戦。トップの前田健から2分以上遅れでゴールインした。


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Last-modified: 2011-02-04 (金) 17:46:57 (3178d)