大竹はこぼれる笑みを隠し切れなかった。昨年10月以来となるブルぺン投球を終え、「楽しかったです」と流れる汗を気持ちよさそうに一拭き。長引く右肩痛からの復活へ、兆しは見えてきた。

 キャンプ前に「何がどこまでできるか正直分からない」と話していた右肩の状態は、温暖な沖縄で着実に上向いている。捕手を立たせたまま7割の力で直球を投げ込んだブルペンでは、大野投手チーフコーチから「抑えめにいこう」と声が掛かるほど。充実の30球を「普通に投げられてほっとしている」と振り返った。

 昨年は故障続きだった。シーズン前に発症した右肩痛に苦しめられ、1軍復帰後3試合を投げると今度は右臀部(でんぶ)の肉離れ。秋季キャンプでは左太もも裏の張りで途中離脱した。右肩との相談は現在進行形。「毎日気にしていること。しっかりケアしてやっていきたい」と細心の注意を払う。

 苦しい一年を経験し、新たに踏み出した第一歩。「大きいことは言えないし、今の時点で開幕に間に合うとまでは言えない」としながらも、その顔には充実感が浮かぶ。「まだまだここからです」。たとえ小さな一歩でも、復活への道のりを歩き始めた。(友岡真彦)


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Last-modified: 2011-02-07 (月) 23:25:30 (3024d)