広島は14日、宮崎・日南のチーム宿舎で15日からの1、2軍合同キャンプに向け、スタッフミーティングを行った。16日の紅白戦では2軍から推薦のあった宮崎、相沢、中田を1軍に招集し、登板させることが決定。野村謙二郎監督(44)は、1軍当落線上の投手に対し、結果次第では即1、2軍入れ替えの“下克上”を予告した。

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 例年以上に早く、過酷なサバイバルが15日の日南キャンプから幕を開ける。約2時間のスタッフ会議を終えた野村監督は厳しい口調で話した。

 「紅白戦、シート打撃では青木(高)らは生き残りをかけたものになる。1イニング、ワンポイントでも結果がいかに残せるか見ていきたい。当落線上の投手はそういうつもりでいるだろうし、そこで見極めたい」

 昨季は12球団ワースト2位の防御率4・80に沈んだ鯉投。その立て直しが今キャンプでの最大のテーマだった。だが初の実戦となった12日の日本ハムとの練習試合では計10失点。監督から“名指し”された青木の7失点をはじめ、期待の今井、大島も失点を重ねた。

 指揮官の我慢も、そうは続かない。今後は結果次第で即1、2軍の入れ替えを予告した。手始めに16日の紅白戦では2軍から推薦のあった宮崎、相沢、中田を招集し、1軍入りへのテスト登板を行うことが決まった。

 「2軍のいい投手がどこまで通用するのか。いい投手は何人いてもいい。想像以上の力を発揮してくれればいい。状態のいい投手がいれば視野に入れてみたい」。監督は実績不問の“下克上”に期待を寄せた。

 今季は5人の助っ投、新加入の豊田らの仕上がりが早く、昨季のローテ投手らも今後は早期にどんどん実戦登板に入っていく。梅津、岸本ら2軍でつめを研ぐ実績組もいる。「(当落線上の投手に)そんなに何回もチャンスはない」と言い、監督はメガネの奥の目を光らせた。


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Last-modified: 2011-02-16 (水) 00:57:26 (3136d)