広島は15日、宮崎県日南市の天福球場で2次春季キャンプをスタートした。この日から1軍に合流した前田と松山を含む43選手が汗を流した。

 午前中の野手練習には2軍選手も参加し、実戦的な守備・走塁練習を実施。ランチタイム特打では前田や石井たちが快音を響かせた。

 投手陣ではドラフト1位ルーキー福井が、初めて捕手を座らせて50球を投げた。

 16日にはキャンプ初の紅白戦を予定。野村監督は「今後は実戦が多くなり、競争が結果として出てくる。(1、2軍の)振り分けも佳境に入る」と力を込めた。(加納優)

 ▽捕手座らせ納得の50球 「気持ち上がった」

 ドラフト1位右腕・福井がようやく実力の片りんを見せた。今キャンプ3度目のプルペンで、初めて捕手を座らせ、直球ばかり50球。「体ができてきて、気持ちも上がってきた」。切れのある球を投げ込み、首脳陣を喜ばせた。

 「よかったですね」と振り返る表情に、充実感が漂った。軸のぶれない安定したフォームから、勢いのある直球が次々と放たれる。シュート回転する球もあったが、球速、球威は過去2度のブルペンとは雲泥の差だった。大野投手チーフコーチは「安心した。他の投手とも見劣りしない。急に状態が上がって、逆に心配だよ」と苦笑した。

 第2クールで左太もも裏の張りを訴えた。第3クールからブルペン入りしたが、立ち投げ程度。調整遅れが目立っていた。「投げる怖さはあったが、もうそんなことを言ってもいられない」。日南入り後の13、14の両日は早大の同期・大石(西武)と食事し、リフレッシュ。2次キャンプ初日のブルペンに再出発を期していた。

 この日の50球で自信を得たのか、16日もブルペン入りすることを決断。「変化球を交えて、100球まで球数を増やしたい」と意欲満々だ。「打者に投げる段階まで早く上げたい」。エンジンを加速させ、開幕1軍争いに名乗りを上げるつもりだ。(小西晶)


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Last-modified: 2011-02-17 (木) 00:10:39 (3020d)