昨季、沢村賞をはじめ8冠に輝いた広島の大黒柱・前田健がいよいよ実戦モードに突入した。今キャンプ初めてフリー打撃に登板。前田智や石原ら4人を相手に直球とカーブのみ50球を投げ、安打性の当たりは9本と上々の内容を見せた。

 しなやかな腕の振りで、テンポ良く投げ込んだ。「感触は良かったです。真っすぐの感覚と打者の反応を感じられました」。最速は139キロながら、ファウルやフライになる場面が多かった。

 21球目からはセットポジションに変更した。「今までやってなかったので、ブルペンの代わりで投げました」。これまで5度入ったブルペンよりも実戦に近い形で、走者を背負った状況を想定した。大野投手チーフコーチも「球数うんぬんじゃなく、動きや表情で分かる。今のところ安心している」と、その仕上がりに太鼓判を押した。

 キャンプ地・日南の天福球場の外には、広島の歴代タイトルホルダーを称えるピラミッド形の記念碑があり、前田健も今年1月に写真パネルとともに仲間入り。豪華な顔ぶれがズラリと並ぶ最後列に、おなじみのマエケンスマイルで納まった。22歳にして球界を代表する投手としての風格を漂わせる右腕は「次は紅白戦などで投げ、実戦の中で調整していきたいです」と話した。斎藤(日本ハム)、沢村(巨人)ら同い年のルーキーが話題を独占する中、前田健は3・25の中日との開幕戦(ナゴヤドーム)に向けて力強くステップを刻んでいく。


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Last-modified: 2011-02-18 (金) 23:52:57 (3220d)