巨人―広島(12時33分、サンマリン宮崎、21125人)

広 島001000300―4
巨 人000010000―1
▽勝 岩見1試合1勝
▽S 青木1試合1S
▽敗 小野1試合1敗
▽本塁打 赤松1号(1)(朝井)

 ●…広島投手陣が巨人打線を3安打、1失点に抑え、オープン戦初戦を飾った。

 先発今村は3回を2安打、無失点。内外角に投げ分ける制球力が光った。後を継いだ新人中村恭、岩見たち6投手も要所を締めた。

 攻撃の主役は赤松。三回に先制の左越えソロ、七回に勝ち越しの2点打を放ち、中堅守備でも再三の美技で投手陣をもり立てた。

 ▽今村、開花の予感 緩急効果的に

 2年目の春、堅かったつぼみがほころびつつある。3回2安打無失点の先発今村は「ほどよい緊張感で投げられた」という落ち着きぶりで、2試合連続で2回KOされたルーキーイヤーの印象を払拭(ふっしょく)。開花への希望が大きく膨らむ42球だった。

 第1球から違っていた。111キロのカーブでストライク。「長い回を抑えるために、緩い球が必要」と、昨秋から習得に励む新球を積極的に使った。調整段階とはいえ、巨人の看板打者を最速137キロの直球でことごとく詰まらせたのは、緩急の効果にほかならない。

 胸元を突く攻めも見事だった。シュートは坂本のバットを折り、スライダーは阿部と高橋の腰を引かせ、スイングを止めた。「打者が打ちづらそうだった」。昨季は手にできなかった主導権が、この日は常にマウンド上にあった。

 変化球が抜群だっただけに、球速140キロに届かない直球への物足りなさを認める。野村監督は「こんなもんじゃないでしょう」と評したが、開けば大輪と信じているからこそ辛口になる。

 先発ローテーション入りへ、確かな収穫と課題をつかんだ19歳は「結果を出し続けていく」。芽吹き、雄々しく咲き誇る姿が待ち遠しい。(山本修)


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Last-modified: 2011-02-21 (月) 00:35:15 (3101d)