悩める主砲、広島の栗原健太内野手(29)が20日の全体練習終了後、“愛の特守”を受けた。サブグラウンドで1人、高守備走塁コーチに続き、野村監督から直々にノックを浴びせられた。約1時間、みっちり汗を流した栗原は「下半身が…」と、疲れ切った表情で苦笑いした。

 一、三塁手としての守備力強化もあるが、指揮官は特守を課した意図をこう説明した。「打撃にキレがないからね。下半身をいじめて、キレを出す。動きが悪くなったらまたやりますよ」

 2・1沖縄キャンプインから町田打撃コーチのマンツーマン指導で、打撃改良に取り組んできた。両脇をゴムチューブで固定し、打撃練習を行うなど悪癖の修正や、構えるグリップの位置などを試行錯誤してきた。

 だが簡単には、納得のいくフォームは完成しない。12日の練習試合・日本ハム戦、16日の紅白戦と2度の実戦で計7打数無安打。19日の巨人とのオープン戦は帯同せず、天福球場に居残り、ひたすら打ち込んだ。

 「まだ(投手と)勝負できる段階じゃないので」と現状を吐露。それでも「開幕にベストに持っていければいい。日南ではいい感覚も増えてきた。それを完全になるように持っていければ」と、徐々に光は見えてきつつある。

 栗原は「いい気分転換になった」と、明るい表情で特守を振り返った。開幕まで33日。目標の打点王へ向け、確実に一歩ずつ階段を上っていく。


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2011-02-22 (火) 00:17:54 (3134d)