「広島紅白戦、白組2-4紅組」(21日、天福)

 広島・野村謙二郎監督(44)が21日、今キャンプ初カミナリを落とした。普段は冷静沈着な指揮官だが、紅白戦の試合中に、ピンチの投手を助けようとしない内野陣に対し、球場に響くような大声で激怒。不足していると感じていたチームワークの大切さを訴えた。

 “事件”は五回裏に起こった。岸本が3連打を浴び、無死満塁のピンチ。この時、バックネットを背に観戦していた野村監督が突然声を荒らげた。「内野、もっと声を出せよ!!」。その瞬間、球場は静まりかえったが、すぐに選手たちから大きな声が出るようになった。

 この時のことを報道陣から問われた指揮官は、それまでから一変し、厳しい表情になった。「ウチのチームの悪いところは、(状況が)不利になるとシュンとしてしまうところですね。投手を孤立させないことは大事なこと」と淡々と振り返り、「僕としては情けないですね」と、深いため息をついた。

 今年1月、広島での必勝祈願で「僕のテーマは、肩の力を少し抜いて、選手に思い切ってグラウンドで暴れてもらうこと」と一歩引くことを宣言した。しかし、この時ばかりは感情を抑えられなかったようだ。

 決して圧倒的な戦力があるわけではない。ならば、強い相手にどう勝つか。指揮官が訴えたかったのは、ピンチでもカバーし合うチームの結束力。その意味を選手が理解しなければ、リーグ優勝はない。


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Last-modified: 2011-02-22 (火) 23:43:55 (3133d)