紅白戦の開始前に、期待の右腕が注目をさらった。ルーキー福井が、フリー打撃に初登板。「いいボールが投げられた。よかったと思う」。直球ばかりの31球に、「ドラ1」の片りんと可能性を感じさせた。

▽安打性 わずか3本

 対戦したのは会沢、松本、白浜、堂林。立ち上がりこそ高めに浮いたものの、投げるたびに低めへと制球された。最速は138キロ。安打性の当たりはわずか3本だった。

 高校時代に対戦したという会沢は「低めに決まった時のボールの切れはすごい。球持ちもいい」と驚きの表情。ネット裏で見守った中日の善村スコアラーは「テンポがよく、ボールに切れがある。現段階でも1軍に残る力はある」と分析した。

 沖縄キャンプ中に左太もも裏の張りで出遅れたが、日南に入ってペースアップ。この日の登板前に野村監督から「抑えようと思って力むな」とくぎを刺されたが、本人は「最初からそのつもり。焦りはない」。新人らしからぬ冷静さも際立つ。

 今後はもう一度フリー打撃に登板した後、実戦に入る予定だ。「この時期としては球速もまずまず。全力で投げて138キロだったら、へこみますけどね」。随所に負けん気を漂わせる右腕が、また一つプロの階段を上がった。(加納優)


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Last-modified: 2011-02-22 (火) 23:23:56 (3127d)