◆広島・日南キャンプ(21日)ドラフト1位・福井優也投手(23)=早大=が、初めてフリー打撃に登板。最速は138キロ止まりながら、31球で安打性の当たり3本に抑える上々の内容で、開幕1軍に向けてのギアをいよいよ上げてきた。

 ようやく、本来の力を見せた。最初は5年目捕手の会沢に、連続で安打性の当たりを浴びたが、そこからが圧巻だった。慌てる様子もなく、ボール球6球の安定した制球力を見せる一方、9年目内野手の松本のバットをへし折る荒々しさも見せた。「久しぶりにバッター相手に投げたんですけど、狙ったところにある程度投げられました。ほぼ、全力で投げられるようになってきた」と満足げな表情を浮かべた。

 日本ハム・斎藤、西武・大石ら早大の同期生とは違い、キャンプイン直後に左太ももの張りなどで出遅れたが、急ピッチでの巻き返し。この日のキャッチボールでは、相手を務めた大野投手チーフコーチが腰を引くような剛球もあった。開幕カードでぶつかる中日・善村スコアラーは「1軍に残れるような球。出遅れたけど、取り戻している感じはある」と再び警戒マークをつけた。

 見守った野村監督は「キレのいいボールを投げていた。体に何もなければ、どんどん段階を踏んでいくでしょう」と目を細めた。一時は黄信号かと思われた開幕1軍も視野に入ったドラ1右腕は「球の走りはまだまだ全然。これから投げ込んで、もっともっと仕上げていきたい。これからです」と前向き。満面の笑みが、充実感を物語っていた。

 ◆広島・福井のキャンプ経過

 ▼2月1日 沖縄での1次キャンプ初日は22投手中、16人がブルペン入りする中、キャッチボールのみ。「自分は自分のペースでやりたい」

 ▼同3日 第1クールはブルペン入りせず、大野投手チーフコーチから“事情聴取”される。

 ▼同5日 左太もも裏の張りを訴えて練習を早退し、翌日の初ブルペン投球も延期した。

 ▼同10日 予定を1日前倒ししてブルペン入り。立ち投げで20球を投げ「やっとピッチャーになれたかな」と笑顔。

 ▼同13日 1次キャンプを打ち上げ「11点」と自己採点。


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Last-modified: 2011-02-22 (火) 23:28:59 (3065d)