広島紅白戦 紅組0―2白組 (2月22日 天福)

 沢村賞を獲得しても、さらなる高みを目指す。広島・前田健が今季初実戦となった紅白戦で、従来の持ち球にはないフォークボールをぶっつけで投じた。

 「結構、落ちてましたね。今までだと“ここ”という時に頼ってしまう球があった。でも、違う球種があると、無理やりでもそれでいってみるという選択肢もできる」

 2回先頭のトレーシーに投じた4球目。縦に落ちる球に助っ人のバットは空を切った。フォークを練習したのは、20日のブルペンでの2~3球のみ。それでも、この日の1球は直球、カーブ、スライダー、チェンジアップに次ぐ5番目の球種に十分なり得る予感を漂わせた。

 前田健はかつて、フォーク習得を目指した時期がある。3年目の09年オフに楽天・岩隈から直々に握り方を教わり、キャンプ、オープン戦中に試した。しかし完全習得を前に断念した。「当時は何とか1軍に生き残りたいという状況で、結果を出さないといけなかった。余裕がありませんでしたから」。登板後は早速、野茂英雄臨時コーチからフォークボールの握り方を学んだ。「いろいろな方に話を聞いて、それを自分のものにしていきたい」。探求心の先にこそ進化がある。


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Last-modified: 2011-02-24 (木) 00:29:05 (3130d)