宮崎日南キャンプを行っている広島・天谷宗一郎外野手(27)が練習休日の23日、ヤクルトの安打製造機・青木宣親外野手(29)の打法を手本に打撃改造に取り組んでいることを明かした。年明けに宮崎市で行った自主トレでバットの軌道が水平となる極意を直接、授かった。今キャンプでの感触も上々で、“200安打打法”を手に入れ、レギュラー奪取をもくろむ。

  ◇  ◇

 今キャンプはティー、フリー打撃前にバットを極端に上方にかざして素振りする姿が目立つ。ティー打撃でもわざと打球を打ち上げる。その練習法や打撃論の教えの主を、天谷が練習休みのこの日明かした。

 「(ヤクルトの)青木さんですね。自主トレで1日だけいっしょにさせてもらいましたんで…」

 例年は1月中、宮崎市でソフトバンクの川崎らと自主トレを行ってきたが、今年は青木とも1日だけ合同した。その場で質問攻めにし、極意を授かった。

 青木と言えば、昨年シーズン2度目の200安打超えとなる209安打を放ち、首位打者も獲得した安打製造機。その打撃理論は、天谷の考え方を180度一変させた。

 従来は右脇を締め、球を上から下にたたきつけることを意識してきた。だが今は違う。「右じゃなく左脇を締めてアッパースイングをすれば、絶対にレベル(水平)になる」。バットの軌道が水平になれば打球を「点でなく線でとらえられる」と説明した。

 自主トレ中には、青木がティー打撃する姿を携帯動画で撮影。お手本のレベルスイングを常に見て、必死に打撃改造を続けてきた。

 キャンプ中の練習では、ずっと手応えがある。打球の強さ、捉える確率は格段に上がってきた。だが一朝一夕にはいかない。ここまで実戦4試合で10打数1安打。「あとは結果」と意気込む。

 昨季はオープン戦で打率・396を残し3番に抜てき。だが、開幕から絶不調に陥り自身の打撃を見失った。終わってみれば打率・245。悔しい思いだけが残った。

 今季の外野手争いも昨季以上の激戦となっている。広瀬、赤松のゴールデングラブ賞組に、将来の大砲候補・岩本、ベテラン・嶋、迎、そして若手の丸もいる。

 「広瀬さん、赤松さんに負けないように」と、レギュラー奪回への思いは半端じゃない。浅井打撃コーチは「足も速いしあれだけの身体能力を持った選手。チームになくてはならない」と覚せいを期待した。“青木打法”が復活へのカギを握っている。


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2011-02-25 (金) 00:06:52 (2704d)