広島は25日、ソフトバンクとのオープン戦(26、27日・ヤフードーム)を前に帯同する29選手が宮崎・日南キャンプを打ち上げた。今キャンプで取り組む打撃改造がまだ未完成の悩める主砲・栗原健太内野手(29)は、オープン戦に帯同し、実戦の中で仕上げていく意向だ。3月25日の開幕まであと27日。4番が必死の調整で間に合わせる。

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 主砲がぶっつけ本番でオープン戦に臨む。日南キャンプを打ち上げた後、自身の描く打撃フォームの完成度を問われた栗原は「5割くらい」と渋い顔。打撃改造はまだ道半分であることを明かした。

 開幕まであと27日。26日から出場するオープン戦では、悠長に悩んでる暇はない。「試合の中で自分のフォームを見つけて、固めるしかない」と、悲壮な覚悟だ。

 キャンプインから町田打撃コーチの下、グリップの位置、足の上げ方などを試行錯誤。打球を捉える位置が後方になり、差し込まれる癖を修正してきた。

 同コーチは言う。「受けるタイプの打者だけど、(姿勢は)向かっていってほしい。自分で『これ』というのを身につけないと」。ワンランク上の4番を目指すスラッガーだからこそハッパをかけ続けてきた。

 ここまで実戦で8打数1安打。オープン戦初戦となった19日の巨人戦は「まだ勝負できる段階じゃない」と欠場して打ち込んだ。

 その成果は少しずつ出てきている。この日のフリー打撃では鋭い打球を連発。前日には柵越えを2発など、打球の質は向上してきた。「徐々にやってきたことができるようになってきた。(キャンプの)最後の方は感じも良かった。いい打撃も増えてきた。あとは確実性を上げていけば」。

 例年、開幕後の4、5月で調子が上がらないため、今季は1月の米アリゾナ自主トレから打撃練習を行い、始動を早めた。それでも、キャンプ中にフォームは固まらなかった。

 ただ「例年、この時期は悪いですから。驚くほどじゃない」と栗原。昨季は右手首の骨折で2カ月の離脱がありながら、終わってみれば打率・295を残した。経験と技術で毎年、試練は乗り越えてきた。

 今季は「全144試合出場と打点王」が目標。「まあ見といてくださいよ」。心配する周囲をよそに、4番は力強く誓った。


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Last-modified: 2011-02-27 (日) 00:40:28 (3010d)