オープン戦 広島0―1ソフトバンク (2月26日 ヤフードーム)

 新赤ヘル打線だ。広島・野村謙二郎監督(44)が26日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で主砲の栗原を3番に上げ、新外国人のトレーシーを4番に置くオーダーを採用した。2番に東出が入れば、右左のジグザグ打線が組めるメリットがあり、栗原の勝負強さを最大限に生かす「3番最強説」のオーダーともいえる。現段階では“試用”だが、オープン戦で機能するようなら、シーズンでも有効なオプションの1つになりそうだ。

 本格的なオープン戦のスタートを機に、野村監督は長いシーズンを戦う上での構想を惜しげもなく披露した。

 「いろんなケースを試していく。このパターンもあるよ、ということ。皆さんビックリしたかもしれないが、僕の頭にはずっとあった」

 07年シーズン最終戦10月7日ヤクルト戦(神宮)以来となる3番・栗原。“降格”ではなく、打線を機能させることを重視した選択肢は、指揮官が長く温めてきたプランでもあった。左右のバランスをとることが3番・栗原の最大理由だ。

 「本来なら2番に東出が入って、3番に栗原ならジグザグに組める」

 定位置争いは白紙とはいえ、シーズンでの1番・梵、2番・東出は揺るぎない。この日の打線をシーズンでそのまま採用するならば、3番に栗原を入れることで1番から7番の赤松までを右、左の順で並べることができる。ただし栗原・3番を実現させるためには柱となる4番打者の出現が条件。栗原が主に3番を務めた07年には4番に新井(現阪神)がいた。

 「4番打者も大事なポジション。3番と同時にそこも、どう機能するかを見ていきたい」

 トレーシーを筆頭候補に、指揮官は様々な選択肢を持って、オープン戦期間中に適性を試していく構えだ。

 オープン戦初出場の栗原は初回2死、走者なしの場面から右前安打。6回2死一、二塁では二ゴロに倒れ、この日は機能性を示す場面こそなかったが、前向きに新打順をとらえている。

 「違いは、少し早く準備をしなければならないことぐらい」

 07年には打率310、25本塁打、92打点の好成績を残した。

 「打順よりも、今は自分の状態を上げること」

 打点王を今季の目標に掲げる赤ヘルの主砲は、打順にかかわりなく、状態を上げていくことのみに集中する。

 3番打者不在に苦しんできた昨今の赤ヘル軍団。栗原の存在、活躍が20年ぶり優勝に向けてのカギを握る。


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Last-modified: 2011-02-28 (月) 10:18:41 (3207d)