広島・前田智徳外野手(39)が28日、広島市内の広島銀行本店で行われたセレモニーに参加。メディアへの露出を好まない寡黙なベテランが、極めて異例となるイベントに顔を出し、約50人のファンにV奪回への決意を示した。

 なかなか見られない光景だった。通算2088安打の天才打者がユニホーム姿で立ったのは、打席ではなく銀行のロビーだった。1991年以来のV奪回を約束した野村監督に続き、マイクまで握った。「20年前をちょっとだけ体験しているのが現役では自分しかいないですけど、ぜひもう一度ユニホームを着ている間にあの喜びを味わいたい」。爽やかな笑みを浮かべ、言い切った。

 変化の表れは年明けからあった。静岡・伊豆で1歳上のチームメートの石井らと、初めて合同自主トレ。キャンプは3年ぶりの2軍スタートで独自の調整を貫き、1軍合流後は紅白戦2試合に出場。5打数で前田健からを含め3安打を放った。代打の切り札は、6月には不惑を迎える。「逆襲していきたい」。勝ちたい思いを誰より強く抱え、22年目のシーズンへ突き進む。


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Last-modified: 2011-03-03 (木) 22:21:00 (2999d)