緒方コーチ、判断力磨く 一塁から三塁担当へ '10/11/6

 緒方守備・走塁コーチが一塁コーチから三塁コーチへ「コンバート」になる。「前任」の高守備・走塁コーチがベンチ担当に移るための配置転換で、野村監督は「来季からこの形でいくつもり」と明言。一瞬の判断が得点にも逸機にもつながる大役だけに、選手に劣らず猛練習のキャンプを送っている。

 ▽先輩に助言仰ぎ猛勉強

 実戦形式の練習があった5日、三塁コーチスボックスに入った。腕を回して走者に本塁突入を指示するのか、両手を広げて制止するのかを判断。「もう少し早く止めればよかったな」。練習中、選手に確認する場面もあった。

 「一塁コーチとは役割が違う。勉強中、勉強中」と緒方コーチ。高コーチや2軍で三塁コーチをしていた永田守備・走塁コーチから助言を受けると、即座にメモしていた。

 高コーチは「打順やイニングなど、試合の状況を常に頭に入れておく必要がある」と三塁コーチの難しさを語る。

 1点を争う場面での判断ミスは致命傷になる。緒方コーチは「経験者にアドバイスをもらい、役割を果たしていきたい」と誓った。(友岡真彦)

シュルツと契約更新へ ヒューバーら3人戦力外 '10/11/6

 広島が、マイク・シュルツ投手(30)に来季の契約を更新する意向を伝えたことが5日、分かった。年俸は今季から15万ドル増の90万ドル(約7300万円)プラス出来高払いの1年契約で、近く正式決定する見通しである=金額は推定。

 ジャスティン・ヒューバー内野手(28)、ジェフ・フィオレンティーノ外野手(27)、ビニー・チューク投手(31)の3選手とは来季の契約を結ばない方針を固めた。

 シュルツは腰を手術した6月以降は1軍出場できず、来日3年目で登板は最少の11試合、0勝1敗7セーブに終わった。9月末には1軍の打撃練習に登板。来季の契約更新の選択権は球団側にあるため、「来季も広島でプレーをしたい」と回復をアピールした。

 球団はシーズン終了後も、回復具合などを確認。首脳陣も「必要な戦力」と残留を要望したのを受け、契約更新をオファーした。

 1年目で成績不振だったヒューバー、フィオ、チュークは「戦力外」と判断。8勝を挙げたジオ・アルバラード(32)、6勝のエリック・スタルツ(30)の両投手は、新外国人の獲得状況などを踏まえ、今月中に残留の可否を決める。(加納優)

7位指名弦本が仮契約 6位中崎に指名あいさつ '10/11/6

 広島は5日、ドラフト7位で指名した四国・九州アイランドリーグ、徳島の弦本悠希投手と徳島市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金1500万円、年俸450万円。育成枠を含め指名した9選手のうち初の契約となった。(金額は推定)

 川端順編成部長と白武佳久スカウトが交渉に当たった。弦本は176センチ、76キロ。最速148キロの直球が武器の本格派右腕で、今季は主に抑えを務めた。「広島は練習がきついイメージ。伸びのある直球を武器に、早く1軍で活躍できるように練習したい。前田健投手が目標であり、あこがれ」と意気込みを話した。

 6位の宮崎・日南学園高の中崎翔太投手には、田村恵スカウトが同校を訪れ、指名あいさつした。中崎は「広島を代表する投手になりたい」と抱負を語った。(五反田康彦、友岡真彦)

カープQ&A 広島のコーチ選択 '10/11/6

 Q.広島首脳陣はOBが多く、他球団から招聘しないのはなぜですか。 [#aacf291e]

 A.「チーム愛」の熱血派重用 FA残留選手への誠意も

 野村カープは1軍打撃に町田公二郎コーチを加え、2年目のスタートを切った。2、3軍の担当は固まっていないものの、1軍首脳陣は現役時代に広島でプレーしたOBが占めている。低迷下でも続く気心の知れた陣容は甘い体質を生んでいないか。打開策に外部招聘(しょうへい)を期待する声は少なくない。

 ■01年が最後に

 万年Bクラスだった昭和40年代は生え抜きでないコーチが大勢いた。故根本陸夫監督が就任した1968年以降は元巨人の広岡達朗や関根潤三を招き、山本浩二や衣笠祥雄たち当時の若手を鍛え上げ、75年の初優勝につなげた。80年代以降も中登志雄(元中日)や山本和行(元阪神)を招いたが、2001年の松原誠(元巨人)を最後に外部招聘はない。

 松田元オーナーは当時との違いを「人材の有無」と説明する。弱小チームのころはコーチとなる人材が少なかった。初優勝以降は実績があり、野球理論や人心掌握などにたけたOBを登用。他球団から呼び戻す基準は移籍の経緯や、協調性などの人柄も重視しているという。

 コーチの採用には2通りの考えがある。(1)純粋に技術を教える職人肌(2)熱心な指導で選手を支える熱血派。「育成」を掲げる球団は(2)を重用し、各球団を渡り歩く(1)タイプは積極的に招聘してこなかった。

 最近はフリーエージェント(FA)も人選に絡む。FA権を取得後も「カープ一筋」を誇りに引退した選手に指導者を任せたい―という発想だ。「それは暗黙の了解の世界。文書や手形もない」(球団)が、FA対応に苦慮し、残留した選手に応える誠意の表れとなっている。

 ■対照的な中日

 カープは一つの地方都市に60年間、本拠地を張る唯一の球団。松田オーナーは言う。「うちにはチーム愛を持つ選手が多い。脈々と受け継がれているものを一番理解している人に将来、コーチをやってもらいたい」。一方で、球界は野球解説者の需要が減り、コーチ市場が広がっていることを指摘。「今後は外部招聘もあり得る」と付け加えた。

 「チーム愛」という情を重んじる広島と対照的なのが中日。落合博満監督は外部から職人肌の人材を次々に登用し、フロントは能力主義で膨らむコーチの契約金や年俸など資金面にも対応してきた。生え抜きコーチの排除で浴びた批判は、勝つことで封じ込めてきた。

 資金の苦しい広島は監督やコーチ就任時の契約金を一切出していない。地理的に単身赴任となる家庭環境を理由に、契約できないケースもあった。他球団に比べ、引き受け手が少ない事実はある。

 OBの大下剛史元ヘッドコーチは「外部の人材は必要」とした上で力説する。「コーチ陣は一つになり、選手に嫌われることを買って出て、監督の考え方も変えさせるぐらいの姿勢がいる。それができないから甘いと言われるんだ」。チーム再生に向け、野村体制にハッパをかけた。(木村雅俊)

ChuGoku


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Last-modified: 2010-11-06 (土) 07:41:35 (3174d)