篠田、左のエースへ 2けた勝利目指す '10/11/13

 先発ローテ定着が期待される広島の篠田が、安定したフォームの習得に励んでいる。春先にフォームを崩した今季は、6勝のうち5勝は6月以降の白星。失敗を糧に、来季は2けた勝利を目指す。

▽フォーム安定へ遠投や塁間送球

 春先はストライクを取ることで精いっぱいだった。2軍落ちも経験した。「毎年同じ失敗を繰り返している。1年間安定した成績を残すには、まずはフォームを安定させないと」。遠投や塁間送球を反復し、強い球を投げるための決まった「型」を体得させている。

 今キャンプから取り入れているソフトボールでのキャッチボールにも、活路を見いだした。12日のシート打撃直前にも取り組んだ。「硬球より重くて大きい。体全体を使った投球を染み込ませるためには、いいと思う」と積極的だ。

 「今年は前田健のほかに(結果を残した)投手はいなかった。マエケンの次の投手にならないと」。広島の日本人左腕で10勝を挙げたのは、2001年の高橋が最後。長らくチームに不在だった左のエースへ、名乗りを上げる。(友岡真彦)

石原、15日に表明 FA権行使の有無 '10/11/13

 今季国内フリーエージェント(FA)権を取得し、去就が注目される広島の石原慶幸捕手(31)が、15日に権利行使の有無を表明することが決まった。球団が12日発表した。

 石原はシーズン終了後、残留を望む球団側と2度の話し合いに臨んだものの、態度を保留。両者の日程の都合で16日のFA宣言期間最終日を待たず、15日に結論を出して午後2時からマツダスタジアムで記者会見を開く。

 球団は石原に対し、今季の推定年俸(5500万円)から大幅アップによる複数年契約を提示しているとみられる。正捕手の育成には時間がかかる点などから、FA宣言すれば、複数の球団が獲得交渉に乗り出す可能性がある。(加納優)

相沢が負傷で離脱 第3クール最終日 '10/11/13

 広島の相沢寿聡投手(22)が12日、トレーニング中に右鼠蹊(そけい)部を痛めた。13日にキャンプ地の宮崎県日南市から広島へ戻り、詳しい検査を受ける。第3クール最終日での故障に、「ここで離脱するのは悔しい」と話した。

 Q.大竹投手が右肩痛で長期離脱しました。原因となった投げ込みは必要ですか。

 A.大きな負担 自重ムードも

 今季の開幕投手候補だった大竹は、2月の春季キャンプで270球を投げたのが原因で右肩を痛め、シーズンを棒に振った。野村体制が発足し、投手の投げ込みを解禁した直後のアクシデント。チーム低迷にも直結した300球に迫るような投球練習は、必然性があるのだろうか。

 ■かつて風物詩

 今季、11年ぶりに復帰した大野投手コーチは秋季キャンプ地の宮崎県日南市で自戒を込めて振り返る。「昨秋以来、投げ込みといえるものをこなせた投手はほとんどいない。(現在のレベルは)それ以前の段階だ」。今春に200球以上を投げたのは大竹と篠田だけだった。

 かつて、投げ込みは春季キャンプ終盤の風物詩だった。通算138勝106セーブを挙げた佐々岡真司は4年続けて300球以上を投げた。「150球を超えると上体だけでは球がいかなくなる。そこで初めて下半身を生かしたフォームを体で覚えられる」と効果を力説。米大リーグ、ドジャースの黒田博樹も広島時代には250球以上を投げ、フォームを固めた。

 ここ数年は違う。ブラウン前監督の4年間で球数制限に慣れた若手は、投げ込みに懐疑的だ。ブラウン体制は投球数に比例し、けがの危険性が増すことを指摘。投げ込みは自己満足で精神論に頼る日本人の発想とした。今春以降は大竹の故障もあり、自重するムードも生んだ。

 日米の価値観の違いは体格差が一因だ。体の小さい日本人は全身を使って投げ、体格とパワーのある米国人は上体だけで投げられる。石井雅也トレーナーは「(日本人との)骨格の違いもあり、米国には投げ込みの発想がない」と指摘する。 その上で肩にもたらす功罪を明かす。「球数が増えれば、リスクも大きい。しかし、下半身や腹背筋を生かしたフォームほど、理にかなった投げ方はない。身につけば肩の負担は軽減する」と言う。

 22歳で沢村賞に輝いた前田健は、チーム方針の転換後も調整法を変えなかった。春季キャンプは大半が50球前後で最多でも118球。「僕には僕のやり方とペースがある」。左足を上げた時の投球姿勢をチェックポイントとして、調整は自己流を貫いている。

 ■今秋は求めず

 今秋のキャンプは首脳陣が投げ込みを求めていない。この1年を通し、フォーム以前に若手の技術と体力不足を痛感。基礎練習の徹底と、球に強い力を伝える感覚をつかむため、一、三塁間のスローイングやソフトボールの遠投を重ねている。

 大野コーチは「マウンドで最高のパフォーマンスを発揮するために、プロ意識を持って調整法を確立してもらいたい」と強調。「結果が出ないなら、投げ込みも選択肢の一つ」と語る。テスト生からはい上がった経験も踏まえて、再建への道を探る。(山本修)

ChuGoku


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Last-modified: 2010-11-13 (土) 23:30:29 (3167d)