カープQ&A 外国人選手リサーチ '10/12/3

 Q.今季は外国人選手が誤算でした。どのような調査をしていますか。

 A.30球団150人5段階評価

 広島は近年、外国人選手頼みの傾向が強まっている。初参入した国内のフリーエージェント(FA)補強は不調に終わり、来季はその依存度もさらに高まる。球団は外国人選手の総年俸を5年前と比べて倍増させ、駐米スカウトも増員。即戦力の「安定供給」という難題解決の糸口を探っている。

 来季の補強ポイントは「先発、抑えができる投手」と「長打力のある三塁手」の2点だった。2003年から活動するシュールストロム駐米スカウトは、8月までに延べ23球場を訪れ、3Aの計71試合で全30チームを視察。約150選手をビデオに収めた。

 ■20代後半狙う

 狙うのは20代後半でメジャーに定着できない素材。ポジション別に5段階(A、AB、B、BC、C)で評価し、球団にリストを送付。獲得交渉が大詰めを迎えているサーフェイト投手(29)は救援投手で最上級のA、先発のバリントン投手(30)はAB、トレーシー内野手(30)もABの評価だった。

 獲得交渉は大リーグで築いた人脈が物を言う。メジャー在籍7年のトレーシーの去就について、シュールストロム駐米スカウトが「マーリンズは再契約しない」との情報を入手。FAと同時に動き、一塁手や外野手に比べて候補者が極めて少ない大砲の三塁手を一本釣りした。08、09年に計26勝したルイス投手も同じパターンで獲得している。

 今季はフィオ外野手たち外国人選手が不振で、チーム成績にも大きく影響した。球団は戦力となる選手獲得の確率を高めるため、駐米スカウトの増員を決め、カブスでスカウト活動していた元広島内野手のマクレーン氏と契約。米国でのスカウト費は今季の1・5倍となる約3千万円を計上した。6選手を予定する来季の外国人選手の年俸総額は初めて400万ドルを突破する見通しだ。

 ■球団に選択権

 新外国人との契約は球団が2年目の選択権を持つ「バイアウト方式」を多用する。2年目の契約を広島側からオファーすれば他球団と契約できず、資金力に任せた引き抜きを防ぐ仕組みをつくった。1990年代半ばに複数年契約で失敗を重ねて考案した。

 日本での生活環境を重要視し、来日する家族への手厚いサポートは球界随一だ。通訳や日常生活までも面倒を見ている。「子どもの世話をしたり、急病時には英語が通じる病院も紹介する」と球団国際業務部。米球界でカープの評判を高める長期的視点もある。

 球団は今オフ補強するサーフェイト投手たち3選手の実力に大きな自信を持つ。9月の編成会議で候補者選びをした野村監督も「ビデオで見て、欲しいと思った優先順位の通り」と納得顔。来季浮上のキーマンとなる新顔は近日中に正式契約し、広島の一員となる。(山本修)

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ChuGoku


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Last-modified: 2010-12-10 (金) 13:41:37 (3201d)