温暖地で自主トレ 米へ沖縄へ…年末年始は体づくり '10/12/28 †広島ナインの多くが、年末年始から米国や沖縄など温暖な地で自主トレーニングに入る。秋季キャンプで、野村監督は「(キャンプインの)2月1日にはしっかりと動ける体で集まってほしい」と選手に要望。厳しい練習が予想される春季キャンプへ向け、入念に体づくりをする。 ▽栗原、打撃練習導入 栗原は1月3日に米アリゾナ州へ出発。現地のトレーニングジムで恒例の筋力強化をこなし、今回は初めて打撃練習もメニューに取り入れるという。「キャンプ前に『これだ』という打撃の形をつくっておく」。ここ2年、不本意な成績が続いており、早めの始動を心掛ける。6日には赤松がグアム島に向かう。 梵や前田健たち7選手は1月中旬に1次キャンプ地の沖縄市へ先乗りする。「遠投をしっかりやって、肩をつくりたい」と前田健。ランニングやノックで競い合い、キャンプに近い練習で体づくりに励む。 嶋は12月28日に沖縄・石垣島入り。年明けには若手の鈴木、松山も合流。嶋は「少人数なら打つ順番を待たなくていい。納得するまで何時間でも打ち込める」と利点を強調する。 梅津は鹿児島・種子島でロッテの渡辺俊、天谷は宮崎市でソフトバンクの川崎とともに、昨年に続いて合同練習する。プレースタイルが近い選手とのトレーニングで、視野を広げる狙いがある。梅津は「春季キャンプで自主トレの方がつらかったと思えるくらい鍛えていきたい」と張り切っている。 来季22年目の前田は、石井や小窪と、初めて静岡県伊豆市で始動する。(五反田康彦) |