カープQ&A 新球場人気をどう定着 '11/1/14

 Q.オープン3年目。新球場人気をどう定着させますか

 A.「ファンの目線」を追求

 広島球団は今季、主催試合の観客動員の目標を「150万人以上」と定めた。マツダスタジアム1年目の2009年は球団史上最多の187万3046人、10年には同2位の160万93人を記録。新球場への目新しさが次第に薄れる中、「きめ細かなサービス」と「地域密着」を2本柱に、目標達成を目指している。

 ■オーナーが喝

 昨年12月、球団事務所に松田元オーナーの怒声が響いた。「申し込む人の気持ちに立つべきだ」。65歳以上の男女を対象にしたシニアファンクラブ。7年目を迎えた今年、申し込み方法がパソコンか携帯電話に限定されたため、希望者から当惑の声が相次いだ。

 松田オーナーは「担当者が業務上の効率を優先してしまった。新球場3年目となり、応援してくれる人の側に立つ視点が薄らいでいた」と、球団内で意思統一を欠いた点を反省。来季は従来通り、はがきでも申し込めるようにするという。

 球団がファンの目線に気を配るのは、危機感の裏返しでもある。常に優勝を争った1980年代でさえ、観客動員は毎年100万人前後。「勝利が最大のファンサービス」という指摘がある中で、Bクラスが13年も続いている。それだけに、新球場人気にあぐらをかくわけにはいかない。

 新球場のオープン以来、球団はもてなしの精神を一貫して追い続けている。球場係員が車いすや年配のファンの移動を手伝い、寒い日は来場者に無料で毛布を配布。122席ある車いす席は昨季の利用者が4500人を超えた。

 ■積極的に催し

 地域貢献活動にも積極的に協力している。昨年関わったイベントは260件。シーズン中は球場内でキャンプ地の宮崎県日南市や、04年の球界再編後から支援を受ける庄原市の物産展などを共催。シーズン終了後は、選手たちが約2カ月間で小中学校の野球教室などに75回参加した。

 新球場人気に支えられた2年間、ソフト面の充実は進んだが、ハード面には不安が残る。今季は新たな観戦スタイルが提供できないからだ。

 球団は昨年、コンコースへの子供向け遊具の設置や、左翼の砂かぶり席に車いすのファンも利用できるパーティールームの新設などを計画していた。しかし、マツダスタジアムの所有者である広島市との調整が難航し、実現しなかった。3年目の新鮮さをアピールするのは、新たに考案する選手グッズや食事メニューなどに限られる。

 「カープの美学」などの著書がある広島国際学院大の迫勝則教授(64)は、首脳陣や選手にも「ファン目線」を要求する。「観戦して楽しい試合だったら、ファンは増える。野村監督には長打があって逆転シーンも多い、ハラハラするような野球を目指してほしい」と期待している。(五反田康彦)

自主トレ 梵ら沖縄入り '11/1/14

 広島の梵や岩本たち5選手が13日、JR広島駅から自主トレをする沖縄市に入った。キャンプインより約2週間早く温暖な地に乗り込み、走り込みや技術練習に取り組む。

 2年連続の盗塁王に挑む梵は「気持ちは自然と高まってくる。体の反応を見ながら徐々にペースアップしていければいい」と意気込んだ。斉藤は「2月1日に全力で投げられるようにしたい」ときっぱり。昨季4勝からの巻き返しを誓う。

 岩本は一人だけスーツ姿で新幹線に乗り込んだ。「焦らずにやりつつ、しっかり体を追い込んでいく」と強調。頭も短く刈り込むなど、気合をにじませた。(友岡真彦)

ChuGoku


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Last-modified: 2011-01-23 (日) 23:04:38 (3195d)