石原、FA初交渉白紙強調!残留明言せず

 今季国内FA権を取得した広島・石原慶幸捕手(31)が19日、マツダスタジアム内で球団とシーズン終了後初のFA交渉に臨んだ。複数年契約などの好条件を受けたが、結論を保留した。球団の全力慰留に対し「うれしい」と話したものの、残留は明言せず。「まだ何も定まっていない」と権利行使に含みを持たせた。

  ◇  ◇

 カープの気持ちは十分に伝わった。マツダスタジアムでの練習後、鈴木球団本部長と2時間30分のロング交渉を終えた石原は「『残ってくれ』と言われたのが何よりうれしかった」と、満足げな表情で話した。

 ただ、結論は保留した。「今はまだ、何も定まっていない。条件(を考える)とかそういうとこまでいっていない」。今は全くの「白紙」の状態であることを強調、残留を明言しなかった。さらに「(決断の)時期とかも分からない。自分の中では中途半端にやりたくないです」とも語り、FA権の行使に含みを持たせた。

 WBC代表にも選ばれたカープ不動の正妻がFA宣言すれば、他球団の争奪戦は必至となる。現時点では中日、横浜、ソフトバンクなどが、興味を持ち、その動向を注視している段階だ。

 球団側も、正妻の流出阻止へ最大限の誠意を示した。同本部長は「条件に関しては言えない」としたが、複数年契約に加え、今季年俸5500万円からのアップを提示したもよう。今季は規定打席にも達せず、打率・263、41打点、8本塁打と不本意な成績で終わったが、高い評価で石原の心に訴えた。

 「条件面は言ってもらえましたが、お金どうこうじゃない。残ってくれ、その言葉をもらえたのが良かった」と、繰り返した石原。条件面に関しての不満はない。

 だが、まだ最初の交渉が終わった段階。熟慮を重ねたい。他球団の話を聞いてみたいか、の問いにも「そこまで今は分からない」とした。「(交渉は)きょうだけじゃない。カープという球団に気持ちはあります」と、行使ありきではない。

 鈴木本部長は「石原自身がFAのことに対し、気持ちを固めるのに時間がかかるだろう」と話し、長期化を覚悟。今後も粘り強く慰留していく。

 行使の期限は、日本シリーズ終了の翌日から、土・日・祝日を除く7日以内。まだ時間はある。カープへの愛着か新たな道か、熟慮を重ね、決断をする。

大竹、右肩順調!初の送球練習で手応え

 右肩痛の影響で今季のほとんどをリハビリに費やした広島・大竹寛投手(27)が19日、完全復活への“半歩”を踏み出した。マツダスタジアムでの秋季練習4日目で初めて山内投手コーチを相手に強めのキャッチボールを行った。

 「基本的にはノースロー」なんですが、と言いながらも、久々の1軍の雰囲気に刺激を受けた様子。投手陣が行う、一、三塁間の送球練習でも、前日まではトス送球のみだったが、この日は5球ほど強い球を試投するなど意欲的だった。

 「少し張りはあります」と、練習後は入念にマッサージを受けるなど、ケアに努めた。細心の注意は怠らない。それでも「あすにでも投げたい」と力を込め、気持ちは前だけを向いた。

 今季は開幕投手最有力候補ながら、春季キャンプ終盤での270球の投げ込みの影響などで右肩を痛めた。6月に1度は昇格し、3試合に登板したが再び離脱。そのままシーズンを終えた。

 来季は前田健とともにローテの柱として復活したい思いはある。だが焦りはぐっと抑えた。「今は我慢。痛みが取れるのを待つ」。今季味わった孤独な闘いを糧に、必ず復活する。

DaiLy


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2010-10-20 (水) 21:54:27 (3253d)