岩本 来季ノルマ「15発&フル出場」

 広島・岩本貴裕外野手(24)が2日、宮崎・日南秋季キャンプに合流した。10月31日まで台湾で行われたインターコンチネンタル杯では日本代表の4番を張り、2本塁打を放つなど貢献。国際舞台の経験を糧に一回り大きくなった来季の主軸候補は、15本塁打以上とフル出場を最低ノルマに、秋はバットを振り込む。

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 苦もんの表情を浮かべ、岩本は最後の1球を打ち終えると、両足はけいれんし、立ち上がれなかった。秋季キャンプ第1クールの最後に野手陣全員に課された連続ティー打撃。1箱約200球を休む間もなく打ち続ける練習は、合流初日には地獄だった。

 「ついにこの日が来ました。想像通り(のきつさ)でした。一気にキャンプモードに変わりました」。岩本は苦笑いで、下半身をさすった。

 10月31日までは台湾でのインターコンチネンタル杯で、国と国との意地をかけた真剣勝負を戦ってきた。「色んなチームと戦い、勝つ執念はすごいな、と。キューバの強さも知った」と言う。

 プロの若手中心のチーム編成で4番を張り、8試合で2本塁打。最終戦の5、6位決定戦では決勝打を放ち、韓国戦の勝利に貢献した。大きな経験を積み、自信を付けたのは間違いない。

 今季はノーステップ打法に変更してから開眼。7月以降だけでチーム2位の14本塁打を放った。来季は「今年の成績以上」と「フルにレギュラーで出る」と、2つの最低ノルマを掲げた。

 この日、初めて指導した町田新打撃コーチは「遠くに飛ばす力はある。周りとは違う」と、天性の長打力を認めた。

 秋はとにかくバットを振り込み、ノーステップ打法を完成に近づける考え。「今のままじゃダメ。しっかり(打撃を)つくる」。来季の主軸候補は妥協なく、究極の打法を目指す。

広島ドラ3岩見 度胸はNo.1じゃ!

 広島からドラフト3位で指名された岩見優輝投手(23)=大阪ガス=が2日、大阪市内の大阪ガス本社で宮本洋二郎スカウトから指名あいさつを受けた。野球部の松田竜二監督(46)はかつて所属していた阪神・能見よりマウンド度胸は上と絶賛。即戦力左腕の期待は高まるばかりだ。

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 指名あいさつを受け、プロ入りへの実感が徐々にわいてきた。宮本スカウトから野村監督がドラフト会場で着用していたサイン入りIDカードを渡されると、岩見は満面の笑みを浮かべた。

 野村監督直々の“プレゼント”は即戦力としての期待の証しでもある。「(プロ入りへは)前向きな感じです。とってよかったと思われる選手になりたい。1年目から結果を出していきたい」。と言い切った。

 亜大卒業後、09年に大阪ガスに入社。独特の変速フォームで1年目から左の主戦投手としてチームを支えてきた。今年も9月の日本選手権近畿地区予選では三菱重工神戸を2安打完封し、チームを選手権出場へと導いた。最速146キロ左腕に、同野球部を長年指導してきた松田監督はかつてのOBと比べ、勝負度胸、マウンドさばきはNo.1と太鼓判を押した。

 同野球部からは元ロッテ・成本、元巨人・松谷、そして今や阪神の左のエースとなった能見らがプロ入りしている。「投手として向かっていく資質、マウンド度胸は今までの投手の中では一番じゃないですか」。広島が苦手にしている能見よりも岩見の方が上と評価するほどだ。

 岩見の実家は大阪だが、96年夏の甲子園決勝戦での奇跡のバックホームを見て、熊本工の野球に感動した。同校は、名門選手を数多く輩出していることもあり、親元を離れることを決意した。そんな熊本工出身の大先輩が前田智。あこがれの存在で、気後れする部分もあるが「話しにくいでしょうけど、しっかりあいさつします。見て学びたい」と力を込めた。

 広島の街、チームの印象については「練習熱心で、ファンの応援が熱いチーム。そういうところでやれるのは幸せなことだと思います」と環境を喜んだ。能見以上の強気の攻めで、1年目からフル回転する。

DaiLy


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Last-modified: 2010-11-03 (水) 10:20:50 (3125d)