野村カープ、FA参戦も…内川調査へ

 広島が8日、FA権行使の書類申請をした横浜・内川聖一内野手(28)の調査に乗り出したことが明らかになった。今季フル出場し打率・315の安定している打撃に関心を示しており、11日以降に行われる編成会議でFA補強についての議題に挙がる予定。昨年までFA市場参入に関心がなかった広島が、常勝チーム作りへFA補強にも本腰を入れる。

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 広島が今オフ、FA補強に参戦することが明らかになった。来季の戦力強化へ向け、投手補強を最重要課題にしている広島だが、この日、権利行使した横浜・内川も調査対象選手として、動向を注視していく。

 内川は最下位・横浜の中で開幕から安定した打撃を続けてきた。フル出場し、リーグ6位の打率・315。得点圏打率・319と勝負強い打撃を見せた。左打者は岩本、丸ら若手が成長しているが、チーム構成上では右打者が少ない。確実性のある右打者の補強も課題だけに、内川はチームの得点力アップへのどから手が出るほどほしい逸材だ。すでに資料集めなどは行っていたが、今回宣言したことでより本格的に調査を進める。

 昨年までは12球団で唯一、FA選手を獲得していない広島。だが、来季は野村監督の下で優勝争いをできるチーム作りを目指している。他球団とのマネーゲームには参戦するつもりはないが、球団の予算の範囲内で今オフは補強費を最大限、ねん出する方針だ。

 この日、FA宣言した内川は12球団と交渉OKの姿勢を見せている。今年、フジテレビアナウンサーと結婚し、東京に生活基盤を置いているが「嫁さんが東京にいるからと言って、野球に影響することはない。『よし、やるぞ!』と思わせてくれるチームでやりたい」とこれまで話していた。広島も内川が入団した00年にはドラフト1位指名を検討していたほど。また、内川が石井琢と毎年自主トレを行うなど“兄貴分”と慕っており、獲得が現実味を帯びる可能性はある。

 前日(7日)には独占交渉権が切れFAとなった黒田獲り参戦を表明した。「チーム事情に即した補強をしていきたい」とは球団関係者。来季の巻き返しに向け、FA宣言投手、野手の調査へは引き続き、力を入れていく。

栗原、40発&キングへ振り込み封印

 11日から主力選手が行う由布院キャンプ参加のため、宮崎・日南から帰広した広島・栗原健太内野手(28)が8日、今オフ異例の“振り込み封印プラン”を明かした。反対に、梵英心内野手(30)は「2年連続3割」の目標に向け「オフも振り込む!!」と宣言した。

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 今秋キャンプで、ここ2年の不振に関してある考えに達した。

 「右ひじの影響で最後のひと押しができない。打撃は下半身だけど最後に押し込む瞬間はやっぱり腕。その(悪い)状態でバットを振り込んでも仕方ないんじゃないか、という気がしてきた」。

 08年オフに渡米し、右ひじ骨棘(こっきょく)のクリーニング手術を受けた。その影響がまだ残っていることを、栗原は実感していた。

 「振る量じゃなく、頭の部分ですね」。例年、振って振って打撃の状態を上げる練習の鬼は、復活の近道として、バットより右ひじの恐怖の除去を優先させるつもりだ。

 昨季は打率・252、23本塁打。今季は・295、15本塁打。・332、23本塁打、103打点の08年から下降気味なのは数字が示している。

 「治っているはずなんですよ。だけど、投げ始め、打ち始めにはやはり、怖さ、違和感がある」。打撃に究極を求める主砲だからこそ、最後のわずか数%の感覚のズレが、障害になっていた。

 それを除く方法は、めい想なのか。限界までひじを追い込む“逆療法”なのか。「これから考えます」と熟慮を重ねる。

 ただ、原因を突き止めたことは大きい。「この2年、いい時があっても続かない」と悩む4番。恐怖を克服する“脳内革命”が成功したとき、40発&キングの大爆発は現実味を帯びる。

梵「2年連続3割超え」に猛振

 来季のノルマは「2年連続3割超え」だ。今季は打率・306と初の大台で終えたが「まだ1年ですから」と謙虚そのもの。栗原らと共に帰広した広島・梵は、その言葉に強い思いを込めた。

 2年連続で3割超えを果たしたのは最近、チームでは07、08年の栗原のみ。3年連続となればカープの現役では04~06年の前田智以外いない。

 継続‐。その難しさは、今年1年、数字を残したことでより分かった。今秋キャンプでは「なぜ3割、打てたのかそれプラス何が必要か」を反復練習して足元を見つめ直し、このオフも「振り込むつもり」という。

 来季、200安打や首位打者など夢は膨らむが「それは今は考えない」と封印。『継続』を大目標にし、栗原と正反対にバットを振り続ける。

オリ菊地原と広島小島のトレード正式発表

 広島の小島心二郎(28)とオリックス菊地原毅投手(35)の交換トレードが8日、両球団から発表された。

 菊地原は92年ドラフト2位で広島に入団。中継ぎ左腕として01年に当時のプロ野球タイ記録となる78試合に登板した。04年以来の古巣復帰となる来季は、左の中継ぎとして期待されている。野村監督は「ベテランの味を出してほしい。新しい職場に力を出してほしい」と話した。

 一方、05年に国士大から広島入りした小島は、オリックス移籍が決まり「カープで野球ができたことはわたしの財産になりました。オリックスに行って活躍できるように頑張ります」と新天地での脱皮を誓った。

独立リーグ三重新監督に長冨氏

 独立リーグの四国・九州アイランドリーグ(IL)に来季から加盟する三重は8日、長冨浩志氏(49)の新監督就任を発表した。長冨氏は1986年にドラフト1位で広島に入団し、10勝を挙げて新人王を獲得。その後日本ハム、ダイエー(現ソフトバンク)にも在籍した。昨年から今年途中までIL長崎の監督を務めた。また、元西武の古屋剛氏(40)が新しくコーチに就くことも決まった。

 三重は今季、ジャパン・フューチャーベースボールリーグ(JFBL)に籍を置いたが、同リーグは来季の活動休止が決まっている。

広島、山野恭介投手と仮契約 育成ドラフト1位

 広島は9日、育成ドラフト1位で指名した大分・明豊高の山野恭介投手(18)=180センチ、82キロ、右投げ右打ち=と支度金250万円、年俸250万円で仮契約した。(金額は推定)

DaiLy


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Last-modified: 2010-11-10 (水) 00:43:05 (3210d)