マエケン6冠!鯉、Gグラブ賞最多4人

 由布市湯布院町でスタートしたリハビリキャンプに参加している広島・前田健太投手(22)が11日、初のゴールデングラブ賞に選出された。今季は最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の投手3冠に加え、沢村賞、バッテリー賞と合わせ“6冠目”。赤ヘルからは梵英心内野手(30)、広瀬純外野手(31)、赤松真人外野手(28)と、最多タイの4人が同賞に選出される快挙となった。

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 22歳、若きエースの受賞ラッシュは止まらない。前田健が投手最高の栄誉、沢村賞に続き、ゴールデングラブ賞を文句なしの断トツ1位の得票数で初受賞した。広島の投手では05年の黒田(現在、ドジャースからFA)以来、3人目の選出だ。

 昨オフは惜しくも逃し、今季こそ同賞獲りを宣言していただけに、「守備には自信がある。シーズンが終わってからは、獲れると思っていた」と、強気でならす“マエケン節”で喜びを表した。

 小、中学校と内、外野手をこなし、PL学園でも投げるだけではなく、守備に打撃とトータルで鍛え上げられてきた。28試合、215回2/3を投げ、失策2。何より今季は華麗なバント処理、けん制で、何度も自らを救った。一級品の守備を自負するだけに、「もともと(守備は)得意。やってきて良かった」と顔をほころばせた。

 「毎年、毎年獲れるくらいになりたい。確率的には(できる)。投球のように好不調に左右されることが少ないので」と、来季も守備No.1投手の座を譲らないつもりだ。イチローのように10年連続の受賞について問われると「そうなれればいいです」と言い切った。

 赤ヘルからは前田健以外にも梵、広瀬、赤松とチーム最多タイ、3度目の4人受賞となった。前回の86年は優勝しており、5位チームからの4人は異例のできごと。投手、遊撃、中堅とセンターラインが選ばれており、リーグ最高の守備力を証明したと言える。

 「投げていて心強く、助けてもらった。4人受賞したことがうれしい」と前田健。この日は主力選手が行う湯布院リハビリキャンプで、ともに参加した梵、広瀬と受賞を喜んだ。

 これで“6冠目”。「今年はいいことがたくさんある」と、まさにバラ色のオフだ。最後の1冠、ベストナインも近日中に発表。しめて“7冠王”も間違いない。

赤松、Gグラブ初受賞に「うれしい」

 ゴールデングラブ賞を初受賞した広島・赤松は、興奮を隠しきれなかった。日南キャンプの練習中に野村監督から受賞を伝えられると「うれしい!の一言。僕は首位打者やホームラン王より、盗塁王やゴールデングラブ賞が欲しかった。これで1つ階段を上がったのかなと思う」。コーチ、チームメートらからの祝福を受けると一層、表情を緩めた。

 今季は113試合に先発して失策は0。10補殺は広瀬と並んでリーグトップだった。8月4日の横浜戦(マツダ)では左中間フェンスをよじ登って、本塁打性の飛球をキャッチ。世界中で話題になるなど、印象に残る活躍も見せた。

 「現役である限りはずっと獲りたいし、あと10年は(得票数の)上位でいたい」。来季はレギュラーに定着し、今後も同賞の常連となることを約束した。

福井、大学生活本塁打締めだ!!

 10月のドラフト会議で広島から1位指名を受けた早大・福井優也投手(22)が11日、東京都内の早大野球部グラウンドで練習に参加し、13日に開幕する明治神宮大会で本塁打を放つことを宣言した。初戦は14日の愛知学院大戦。ドラ1右腕は投打で勝利に貢献し、大学生活最後の大会で有終の美を飾る。

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 最速152キロ右腕が、大学最後の大会を前に意外な目標を掲げた。

 「ホームランを打ちたい。狙っているんです。今季はノーヒットでしたし、(本塁打を)1本打ちたい。バッティングをアピールしたいですね」

 打撃にも熱を入れる理由がある。早大のドラフト1位指名を受けた3投手の中で福井は唯一、投手が打席に立つセ・リーグから指名を受けた。今後は自身の打撃が勝敗を左右することになる。明治神宮大会は決勝まで進出すれば最大3試合。本塁打以外にも、バントや進塁打などの“予行演習”として、1打席も無駄にするつもりはない。

 プロ入り後の背番号は「11」に決まっている。くしくも08、09年に背番号11だったルイス(現レンジャーズ)は、在籍2年で2本の場外弾を含む5本塁打を放った。福井は早大では投手に集中していたが、済美時代には打撃にも定評があった。04年の選抜決勝・愛工大名電戦では、適時打を放ち2打点を挙げている。神宮大会で一発を放つ可能性は十分にある。

 もちろん投球には全力を尽くす。現時点で早大・応武監督は先発投手を明言していないが、福井が登板する可能性は高い。「最後に勝って終わりたいと思う。勝って当たり前と言われる中で勝ちたいですね」。広島の期待の星は自ら大学生活の花道を飾り、プロへと進む。

大竹、川口が日南秋季C負傷離脱

 広島の大竹寛投手(27)と川口盛外投手(25)が11日、日南秋季キャンプを負傷離脱した。体力強化メニュー中に大竹は左太もも裏、川口は右太もも裏を痛め、午前中で練習を切り上げて帰広した。今後は広島で様子を見る。

 右肩痛からの復帰を目指していた大竹は「走っている時(の負傷)です」と一言だけ残し、表情に悔しさをにじませた。これで今キャンプの負傷離脱者は3人。野村監督は「(2人は)よく頑張っていたんだけどね。これからケガ人が出ないように頑張る」と話した。

広島、育成2位・池ノ内と仮契約

 広島は11日、ドラフトで育成2位指名した池ノ内亮介投手(21)=中京学院大=と名古屋市内のホテルで交渉し、支度金300万円、年俸300万円で仮契約した。池ノ内は「カープは若い選手がいっぱい育っていて、ファンのみなさんも熱いという印象。真っすぐを得意としているので、それを武器に、1日でも早く支配下登録されて、1軍で活躍できるよう頑張ります。チームを引っ張っていくくらいの投手を目指します」と話した。

DaiLy


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Last-modified: 2010-11-12 (金) 23:53:57 (3116d)