石原、3年総額3億!FA行使せず残留

 今季国内FA権を取得した広島・石原慶幸捕手(31)が15日、マツダスタジアム内の球団事務所で権利を行使せず残留することを表明した。3年で総額3億円(出来高含む)で契約。来季年俸は2500万円増の8千万円プラス出来高払いとなった。14日夜に迷いを吹っ切り決断した鯉の正妻は、選手会長も留任。「強いカープの時代を作っていけるように頑張っていきたい」とチームを優勝へと導く決意をみなぎらせた。

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 悩み抜いた末に出した結論に悔いはなかった。契約後、会見に臨んだ石原はすっきりとした表情で残留を表明した。「9年間、カープで野球をやらせてもらい、また、カープのユニホームを着て勝ちたいという気持ちが強くなり、残留に決めました」とはっきりした口調で話した。

 残留か権利行使か、日々気持ちは揺れ動いた。チームへの愛着もあったが、プロ9年目で捕手としての円熟期を迎え、他球団の率直な評価を聞きたかった思いもあった。「悩んで眠れない日もあった」と振り返る。

 だが、球団の熱意が心に響いた。シーズン後2度の交渉では「残ってくれ」と鈴木球団本部長から熱い言葉をかけられた。交渉を重ねる中、同部長は「権利を行使する雰囲気はあった」と覚悟したという。しかし、石原は「自分を必要だと言ってもらえたのが一番うれしかった」と必要戦力とされたことで、14日に残留を決めた。

 選手会長の留任も決まった。チームが19年間優勝から遠ざかっている現状に「ファンの方をがっかりさせているので、強いカープの時代を作っていけるように頑張っていきたい」。去就が微妙だった交渉中には鯉ファンからの手紙をもらい、グッとくるものがあった。カープファンのためにもリーダーとして、優勝へと導いていく覚悟だ。

 この日の早朝、野村監督に電話を入れ、「いっしょに頑張っていこう」と激励されたという。残留を報告した松田オーナーからは、思わぬプレゼントも。来季の優勝への先導役になってほしいとの意が込められた、イギリスの社会思想家・トマス・ペインの名言『戦いは厳しいほど勝利は輝く』と刻印されたライターだ。「一安心した。選手会長として一生懸命やってくれているのをわたしは見ている」と同オーナーも、不動の正妻の残留を喜んだ。

 気持ちは吹っ切れた。来季、20年ぶりの優勝へ、石原は司令塔としてチームを引っ張っていく。

ドラ3岩見“鉄人”出世ナンバー「28」

 広島からドラフト3位指名を受けた大阪ガス・岩見優輝投手(23)が15日、大阪市内の大阪ガス本社で宮本洋二郎スカウト(68)から契約金6000万円、年俸1200万円の条件提示を受け、入団に前向きな姿勢を見せた。背番号は“鉄人”衣笠祥雄が入団時につけた「28」となる。出世番号を背負って、1年目から1軍での活躍を狙う。

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 一点の曇りもないスッキリとした表情だった。約20分の話し合いを終えた岩見は「入団を前向きに考えている。僕(の気持ち)は決まっている」と語った。この日は条件提示のみで終わったが、事実上の入団内定となった。今週中にも両親が同席して仮契約が交わされる。

 球団はドラフト1位・福井(早大)、同2位・中村(富士大)とそん色ない評価であることを誠意で示した。契約金、年俸もさることながら、提示した背番号は「28」。鉄人・衣笠が75年に3番に変更するまで入団から10年間、背負った出世番号だ。

 82年ドラフト1位の西田真二も入団から引退まで背負っている。宮本スカウトが「うちにとっては大切な番号」と期待を込めれば、岩見も「若い番号をいただけるということはありがたい」と気を引き締め直した。16日からは大阪ガスの練習に参加し、体力強化中心のメニューをこなして入団への準備を整える。

 岩見の目標は大きい。これまでのキャリアで、日本一に貢献したことがない。亜大2年時の06年に明治神宮大会で全国制覇を経験しているが、故障でベンチから外れていた。「プロでは日本一に貢献したい」。どんな役割でもいとわない。多くの期待を背負った最速146キロ左腕が、新人の出世頭となる。

菊地原、笑顔の古巣復帰

 オリックスとの交換トレードで広島に移籍した菊地原毅投手(35)が15日、広島市のマツダスタジアム内で入団会見を行った。04年以来7年ぶりの古巣への復帰に「心機一転、頑張りたい。トレードしてもらえてよかった」と喜んだ。

 97年から8年間カープに在籍。01年には78試合に登板するなど左の中継ぎとして活躍した。しかし、オリックスへ移籍した後も古巣への愛着は強かった。今季の交流戦で初めてマツダスタジアムを訪れた時には「胸がキュンとして、初恋のような気持ちになった」という。

 会見では背番号36のユニホームに袖を通し満面の笑み。「ファン、広島県全体で喜べるようにするには優勝しかない。投げられるだけ投げたい」。チームの力になるべく、自己最多の78試合超えも視野に、フル回転する。

広島、巨人戦力外の豊田獲得へ

 広島が15日、巨人から戦力外通告を受けた豊田清投手(39)の入団で合意したことが分かった。球団はブルペン陣が手薄なこともあって豊田の経験を評価し、投手陣の再建を担う一角として期待している。豊田は2002年から2年連続最多セーブに輝くなど、通算成績は64勝49敗157セーブ。今季は登板機会が減り、16試合で1勝1敗、防御率4・40で自由契約を通告されていたが、豊田は現役続行を希望していた。

DaiLy


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Last-modified: 2010-11-18 (木) 01:41:08 (3105d)