コイ、メジャー79発トレーシー獲得へ

 広島が米大リーグ・マーリンズをフリーエージェントとなったチャド・トレーシー内野手(30)=188センチ、98キロ、右投げ左打ち=の獲得を目指し、現在交渉中であることが16日、明らかになった。メジャー通算79本塁打の実績を持つT砲は、鯉の主軸を担える逸材。右へ左へシュアな打撃も魅力で、入団が実現すればクリーンアップ候補としての期待も十分だ。

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 広島が待望の長距離砲獲得に狙いを定めた。決してバリバリのスーパースターではないが、メジャーで相応の実績を残してきたマーリンズのトレーシーだ。

 04年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューし、05年には145試合に出場し、打率・308、27本塁打と中心打者の役割を担ってきた。最近でこそ本塁打は激減したが、それでもまだまだ長打力には折り紙付きの打者であることには違いない。

 球団は来季、チームの長打力不足解消へ、三塁を守れる長距離砲助っ人の調査を進めてきた。来季は栗原が仮に一塁へ再コンバートした場合、クリーンアップ、三塁も期待できる。トレーシーが入団となれば、得点力アップへとつながること間違いなしだ。

 今季は長打力不足も低迷の要因となった。リーグトップの119盗塁と野村機動力野球が浸透した一方、本塁打数はリーグ最少の104本塁打。助っ人ヒューバーも不発に終わり、野村監督は「(外国人の)補強に関して(球団に)僕の思うところはすべて伝えています」と要望。球団も「打てる選手を探している」と来季、優勝を目指す現場の要望に応えるべく、交渉を進めている。

 今季はマーリンズで41試合に出場し、打率・245、1本塁打に終わったが、3Aアイオアとスクラントンの3Aで計44試合ながら、打率・365、11本塁打を放った。本職は三塁だが、今季はマーリンズで主に一塁も守った。来季の栗原のポジション構想次第で、一、三塁のどちらでも十分こなすことができるのも魅力の1つだ。

 打線の鍵を握る助っ人としての期待の表れか、球団は、昨年まで鯉投の柱として活躍したルイス入団時の9500万円を上回る推定130万ドル(約1億円)で、メジャー助っ人獲りを目指している。入団すれば、広いマツダスタジアムで豪快アーチをかっ飛ばす勇姿が期待できそうだ。

ドラ4金丸、開幕1軍へスマイル全開!

 契約を結んだ金丸。右は川端編成部長、左は松本スカウト=名古屋市内のホテル 広島からドラフト4位指名を受けた金丸将也投手(23)が16日、名古屋市内のホテルで入団交渉を行い、契約金4000万円、年俸1000万円で契約を結んだ。背番号は「30」。マウンドでは微笑みを浮かべ、打者をなで斬る150キロ左腕の目標は開幕1軍入り。“微笑み王子”が、鯉投に嵐を呼ぶ!?

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 笑顔がとにかくいい。晴れて契約を結び、いよいよ夢のプロ入り。金丸は「実感がわいてきました」と笑い、松本スカウトから赤い帽子をかぶせられると、また照れくさそうに笑った。

 187センチの長身から角度ある速球に加え、自慢のシュート、スライダーなど変化球も多彩。さらに、特徴的な投球が、マウンドでも“微笑み”を絶やさないことだ。

 「思い通りにいかないと、自分自身にイライラして、それがマウンドでも出ていた。それで、自己暗示、リラックスのために今年からやっているんです」

 以前は喜怒哀楽がマウンドで出ていたが、今夏の都市対抗野球から“ほほえみ投法”を実践。すると、効果はてきめん。自己最速150キロをマークするなど、好投が続き、プロの評価も高めた。

 「(笑っていると)向こうもイラッとするんですかね、シュートで良く空振りが取れました」

 あこがれの投手と言う杉内(ソフトバンク)は、マウンドでもポーカーフェース。「杉内さんも顔は崩れないですね」。プロでも激しい闘志を胸に秘め“ほほえみ投法”で打者を斬る考えだ。

 現在は激しい広島の練習に耐えるため、走り込みで下半身を鍛え続けている。遠投やブルペンにも入り、肩は休ませていない。「春のキャンプから全力でいって、開幕1軍に入りたい」。即戦力左腕が、マウンドとは違い、真剣な顔で言い切った。

広島、FA内川と18日に初交渉へ

 広島が、獲得調査に乗り出している横浜・内川聖一内野手(28)とFA交渉解禁日となる18日に初交渉の準備を進めていることが16日、明らかになった。今季からFA戦線に本格参戦する広島は、FA選手の獲得は内川一本に絞り、各球団の中で一番目の交渉を狙っている。FA宣言選手が公示される17日午後3時以降、内川本人に連絡を取り、解禁日初日に交渉の約束を取り付けたい考えだ。

広島、前巨人・豊田獲得を発表

 広島は16日、巨人を自由契約となった豊田清投手(39)の獲得を発表した。22日にマツダスタジアムで入団会見を行う。同投手は西武時代から抑えを務め、通算157セーブを挙げている。

 今季の広島は永川勝、シュルツらの故障などで、終盤に逆転負けを食らう展開が目立った。オリックスから菊地原を復帰させるなど、実績ある左右のベテランリリーフの加入で、来季盤石な方程式をつくり上げる。

DaiLy


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Last-modified: 2010-11-18 (木) 01:44:53 (3202d)