2位指名の富士大・中村、建さんのように世界へ!…広島

 プロ野球・広島から2位指名を受けた富士大の153キロ左腕・中村恭平投手(21)が10日、岩手・花巻市内で近藤芳久、高山健一両スカウトと交渉。契約金7000万円、年俸1000万円で仮契約した。大リーグのメッツでも活躍し、今季引退した高橋建氏(41)がつけていた背番号「22」を引き継ぐことも決定した。中村は「世界で活躍する投手になる」と宣言した。

 仮契約を終え、会見場に姿を見せた中村の表情は上気していた。交渉の席で背番号「22」が決定。広島の左腕エースとして活躍し、今季限りでの引退を表明している高橋氏がつけていた番号だ。中村は「プレッシャーはあります。でもうれしい。頑張らなきゃいけない」と気を引き締めた。

 高橋氏のように世界の舞台で活躍するのが夢だ。メッツで大リーグのマウンドにも登った高橋氏。中村は「自分も将来的には世界舞台で活躍したい。メジャーとかではなくても、日の丸を背負ってWBCに出場して世界一になりたい」と言い切った。

 そのためにもまず、広島で頭角を現す。今季、先発投手の最高栄誉でもある「沢村賞」を授賞したエース右腕の前田健太投手(22)は同学年。中村は「学ぶべきところは多い。でも同級生として負けたくない。自分もゆくゆくは(沢村賞を)取りたい」と力強く宣言した。

 近藤スカウトも「最大の魅力はストレート」と評価する153キロ左腕。もちろんスピードへのこだわりもある。背番号の「22」とともにボールに「最速左腕」とサインした中村。「160キロという数字は意識します。でもまずは体力をつけてチームに貢献できる投手になる。今まで日本一を経験したことがない。広島で達成したい」。未知なる可能性を秘めた豪腕がプロ舞台で飛躍する。

広島から球団タイの4人選出…ゴールデングラブ賞

  プロ野球の守備のベストナインを表彰する三井ゴールデングラブ賞が11日に発表され、広島から前田健、赤松、広瀬、梵の球団タイとなる4人が選出された。4人が選ばれたのは1984、86年に続いて3度目。4人とも初の受賞となった。

 前田健は最多勝利など投手3冠と沢村賞に続く栄誉。広島の投手としては、米大リーグ、ドジャースからFAになった黒田博樹が2005年に受賞して以来となる。前田健は判断力やフィールディングも良く「素直にうれしい。去年取れなかった賞なので、今年受賞できて本当に良かったです」と短くコメントした。

 5位に低迷したチームの中で、赤松の米国でも話題になったスーパープレーが鮮烈だった。8月4日にマツダスタジアムで行われた横浜戦で、打者村田の打球をフェンスに駆け上がって好捕。赤松は「フェンスに上がり、キャッチしたプレーが強い印象を持っていただけたのではないか」とコメント。広い守備範囲が可能にした美技のインパクトは強かったといえる。

城島が捕手初の両リーグ受賞…ゴールデングラブ賞発表

 プロ野球の守備のベストナインを表彰する三井ゴールデングラブ賞が11日に発表され、阪神の城島健司捕手がセ・リーグで初めて選ばれ、捕手としては史上初のセ、パ両リーグでの受賞となった。全ポジションを通じても8人目。

 初受賞は計7選手。楽天からは嶋基宏捕手が2005年の球団創設以来、初めて選ばれた。チーム別では広島の4人が最多で、前田健太投手、梵英心遊撃手、広瀬純、赤松真人の両外野手がいずれも初受賞となった。

 中日は10年ぶりに受賞者なしで、優勝チームから一人も選ばれないのは1999年の同じく中日以来。巨人からも4年ぶりに選出されなかった。セの一塁手は、史上初めて該当者なしとなった。

 三塁手で2年連続選出の宮本慎也(ヤクルト)は遊撃手でも6度受賞しており、パで7度選出の城島と並び、今回の受賞者では最多の通算8度目の受賞となった。小久保裕紀一塁手(ソフトバンク)は95年に二塁手で獲得して以来、史上最長となる15年ぶりの選出。小久保は11月1日現在では39歳0か月となり、パでは最年長となった。

 選考は、全国の新聞、通信、放送各社のプロ野球担当者の投票で行われ、有効投票数はセが260、パが216。

 広島・前田健太「素直にうれしい。去年取れなかった賞なので、今年受賞できて本当に良かったです」

 阪神・城島健司 「セ・リーグ1年目で、しかも優勝に導くこともできなかったのに、光栄な賞をもらっていいのかな、という気持ち。でも受賞は正直うれしい」

 阪神・平野恵一「いまは本当にいろんな人への感謝の気持ちでいっぱいです。この賞に恥じないプレーをできるようにまた頑張っていきます」

 ヤクルト・宮本慎也「40歳シーズンでの受賞は、王さん衣笠さん以来ということで、偉大な先輩方に決して並んだとは思いませんが、同じところに自分の名前が挙がったことがすごく光栄ですし、うれしく思います」

 広島・梵英心「大変光栄に思います。この賞に恥じないよう、今後も精進したいと思います」

 ヤクルト・青木宣親「この賞を続けていただけていることが、守備に対するモチベーションになっているので、来年もいただけるようにやっていきたいと思います」

 広島・広瀬純「プロに入って一番の目標としていた賞でした。うれしいです。来年からも続けて受賞できるように頑張ります」

 広島・赤松真人「うれしいのひと言。守備を評価していただきとても自信になる。フェンスに上がりキャッチしたプレーが、強い印象を持っていただけたのではないかと思う」

 西武・涌井秀章「現役の間はずっと取れるように頑張ります」

 楽天・嶋基宏「盗塁阻止率やチーム防御率も良くないので、正直選ばれていいのかなとは思うが、自信にしたい。来年からは賞に恥じないプレーをしないといけない」

 ソフトバンク・小久保裕紀「プロ2年目の(二塁手での)受賞はその評価に値するのかと半信半疑な気持ちでした。今回は前よりも守備で貢献している自負もあり、自分自身納得しています」

 日本ハム・田中賢介「毎年の大きな目標としているので、受賞できて大変光栄に感じている。コーチやスタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」

 日本ハム・小谷野栄一「昨年もこの賞をいただき、とても励みになった。2年続けて受賞できたのは、僕を支え、励ましてくれた人たちのおかげ」

 ロッテ・西岡剛「リーグ(のレギュラー遊撃手)で一番エラーが多かったし何で僕かなと。聞いて驚いた。賞を取れたことは光栄です。どうにか貢献しようと思ってプレーしていた」

 日本ハム・糸井嘉男「本当に驚いている。ことしはエラーが五つもありましたし、受賞は難しいかなと思っていた。もっとうまくなれるように頑張ります」

 オリックス・坂口智隆「どんな賞よりも欲しい賞。今後もプロである以上は取り続けたい。今年はいろいろあった中で取れて、自信になる。10年連続を目指したい」

 西武・栗山巧「うれしさと驚きが入り交じり、信じられない思い。辛抱強く使ってくれた監督、コーチ、今までお世話になった方々に、心の底から感謝したい」

 受賞者は次の通り。

 ◆セ・リーグ
▽投手 前田健太 (広島)
▽捕手 城島健司 (阪神)
▽一塁手 該当者なし
▽二塁手 平野恵一 (阪神)
▽三塁手 宮本慎也 (ヤクルト)
▽遊撃手 梵英心 (広島)
▽外野手 青木宣親 (ヤクルト)、広瀬純 (広島)、赤松真人 (広島)

 ◆パ・リーグ
▽投手 涌井秀章 (西武)
▽捕手 嶋基宏 (楽天)
▽一塁手 小久保裕紀 (ソフトバンク)
▽二塁手 田中賢介 (日本ハム)
▽三塁手 小谷野栄一 (日本ハム)
▽遊撃手 西岡剛 (ロッテ)
▽外野手 糸井嘉男 (日本ハム)、坂口智隆 (オリックス)、栗山巧 (西武)

育成・池ノ内と仮契約…広島

 広島は11日、育成ドラフト2位で指名した中京学院大の池ノ内亮介投手(21)=175センチ、75キロ、右投げ右打ち=と支度金300万円、年俸300万円で仮契約した。(金額は推定)

53年ぶり広島市内で巨人と8月6日公式戦…広島

 「原爆忌」の来年8月6日に、マツダで巨人戦を行う。同日に1958年以来となる広島市内での公式戦が実現することになった。旧広島市民球場は条例で8月6日が「休場日」と決められていたが、マツダはその条例から外れていた。松田オーナーは「慰霊にふさわしい何かをしたい」と催しを行うことを示唆した。

HouChi


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Last-modified: 2010-11-12 (金) 00:07:53 (3231d)