【日本人選手の通信簿】ドジャース黒田博樹 進化した「自己最多11勝」FA市場も注目

 自己最多の11勝には数字以上の重みがある。3年契約の最終年の今季、エース格としてシーズンを投げきった。打線の援護があれば、勝ち星はもっと増えていたはずだ。

 投球回196回1/3、159奪三振も十分な内容。登板した31試合中、6回まで自責点3以内で抑えた試合が21試合。序盤で失点してもすぐに修正し、試合を壊さない粘り強さは、首脳陣の信頼を得た最大の要因だった。

 シーズン終盤になっても好投したスタミナも評価できる。1年目は右肩痛、2年目は打球を頭に受ける不運もあったが、今季はフル回転した。後半戦に限れば14試合中、13試合で6回以上を投げ、防御率は2・87という安定感だった。

 技術的にはツーシームとカットボールの精度が上がり、両サイドを突くコンビネーションで連打を許さなくなった。低めの変化球でゴロを打たせる技術はメジャー3年間でより洗練され、大リーグのパワー打線に対抗する術を身につけた。

 目の覚めるような好投もあった。8月30日のフィリーズ戦では7回2/3を1安打無失点。9月23日のパドレス戦も8回1失点。球数はそれぞれ102と98と理想的な省エネ投法だった。

 「進化して来られた。来年に向けて手応えをつかめた」という黒田。一皮むけた実感を本人もつかんだようだ。

 問題は来季の活躍の場を日米どこに求めるかだ。ドジャースも複数年の高額契約を準備して慰留するほか、米他球団も今オフのFA市場の目玉として獲得を狙っている。日本球界からも古巣広島などから復帰ラブコールが高まっている。

 現役生活の完熟期を日本球界への恩返しに使うのか、それとも米国で夢の続きを追うか。岐路に立たされた今オフ、決断のときは迫っている。広島から海を渡るときよりも頭を悩ませているに違いない。

広島なら登録名「ハンカチ王子」も 斉藤悠葵の在籍で

 斎藤を指名する可能性がある広島に「登録名問題」が持ち上がっている。

 広島は苑田スカウト部長、尾形スカウトが訪問。広島は1位候補を早大の3人と中大・沢村、仏教大・大野の5人に絞っている。

 苑田部長は「ウチの会社の企業説明が主でした。12球団で会社のバックがないのは(市民球団の)ウチだけとか。練習内容や、食事の面とか。(斎藤の指名は)当然あります」と明言。また「練習は厳しいって言いました(笑)。長いんじゃなくて、内容がキツイんですよと。お父さんは『広島は練習がキツイという頭があったんで、これで解けました』と言ってくれました」と好感触だったようだ。

 しかし広島には字は違うものの、読みは同じの斉藤悠葵投手(23)がいる。斎藤佑樹入団となれば、登録名などややこしい問題も浮上する。苑田スカウトは「ちょっとそれは…。まだそこまで全然考えてません」というものの、斎藤のクジを引き当てたとたんに大問題が浮上。それこそ登録名は「ハンカチ王子」か?!

MataEjirika


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Last-modified: 2010-10-23 (土) 19:16:00 (3134d)