ルイス大変身の秘密!昨年まで広島…レンジャーズの原動力  

 米大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は27日(日本時間28日)、サンフランシスコで開幕した。1954年以来6度目のシリーズ制覇を狙うナ・リーグ王者のジャイアンツと、球団創設50年目でア・リーグ初優勝を遂げたレンジャーズが対戦。

 やや地味めの顔合わせとなったが、レンジャーズには、日本の野球ファンにはおなじみの選手が先発陣に名を連ねる。昨季まで広島に在籍していたコルビー・ルイス投手(31)だ。

 「メジャーから日本に行った選手の大半はそこで終わり」というジンクスを破った上、今や米国のスターにのし上がる勢い。いったい何がルイスを変身させたのか? 米スポーツメディアも興味津々だ。

 ルイスは1999年にレンジャーズから1巡目に指名(全体の38番目)。2002年にメジャーに昇格したときは100マイル(約160キロ)を投げる豪腕だった。

 03年には10勝したが、04年に肩を痛め長期離脱後、勝てなくなり、タイガース、アスレチックスと渡り歩いたあと08年、広島入りした。それまでのメジャー通算成績は12勝15敗。当時の心境や思い出をポストシーズン前、地元メディアとの会見で、こう語っている。

 「僕が広島と契約したとき、僕の野球人生は日本で終わるんだ、と自分に言い聞かせた。いったん、あそこに行って、再びメジャーでやるチャンスを与えられる選手はいない。たまたま僕には幸運が舞い込んだが、日本で野球人生を終えたら、そのまま故郷に帰る覚悟を決めていた。(日本では)言葉には苦労したが、あとはすべてよかった。食べ物も調味料もアメリカ製のものがあって困ることはなかった」

 野球に関しては多くを語らなかったが、FOXスポーツは「ヒロシマからワールドシリーズへ」というタイトルでこんな分析をした。

 「日本に行ったあと、才能を生かして投げるだけの投手から、本物のピッチャーに成長した」

 球速は落ちていたが、制球力を増し、コンスタントに先発マウンドに立ったことで、ピンチでも決して冷静さを失わない投手になった、というのだ。

 広島での2年間で26勝17敗、防御率2・82。2年連続の最多奪三振。この成績が、資金面では弱小だったレンジャーズの目にとまった。復帰にかかった費用は2年でメジャーでは格安の500万ドル(4億5000万円)だった。

 今季のレギュラーシーズンの成績は12勝13敗だったが、32回先発して201イニングを投げ、防御率3・72、奪三振196。しかもプレーオフでレイズ、ヤンキースを撃破する原動力になったことで、井川慶ら日本人投手では失敗続きのヤンキース・キャッシュマンGMらメジャーの首脳陣を歯ぎしりさせている。

 ワールドシリーズでは第3戦の先発が決まった。ここでルイスが結果を出せば、近年、米国では結果が出せない日本選手を“再評価”するメジャー球団が増えることになるか。

MataEjirika


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Last-modified: 2010-10-28 (木) 13:22:02 (3187d)