GG賞大異変 中日、巨人からゼロ パは全球団から受賞者

 11日に発表された今年の「三井ゴールデン・グラブ賞」でセ・リーグに大異変が起こった。4年ぶりにリーグ優勝した中日、3位の巨人が、3年連続最下位の横浜と同じく当選者ゼロ。5位の広島が最多の4人当選という異常事態になったのだ。

 守備のスペシャリストを選ぶゴールデン・グラブ賞だが、本来は、チームの成績と比例して選ばれる結果になる。勝つためにはディフェンスも重要だからだ。広島の4人は、阿南監督の下でリーグ優勝した1986年(北別府、達川、衣笠、長嶋)以来、24年ぶりのことだ。今季は5位なのに、両リーグでトップの4人は異例中の異例だろう。

 4年ぶりにリーグ優勝した中日からゼロというのも異常事態だ。こちらはゴールデン・グラブ賞の常連だったアライバ・コンビの大胆なコンバート失敗が大きく響いている。2004年から昨年まで二塁・荒木、遊撃・井端が6年連続受賞していたからだ。

 あえて落合監督が仰天コンバートした二塁・井端、遊撃・荒木のシフトは失敗というしかない。優勝チームから受賞者ゼロは2度目。しかも99年の中日以来、11年ぶりの怪挙だという。恥の上塗りか。3位の巨人の受賞者ゼロは、リーグ4連覇を逃した原因の一つが守乱だったということになる。

 7年ぶりの日本一を達成した昨年は、ゴンザレス、松本、亀井の3人が受賞している。ゼロは06年以来、4年ぶりの屈辱で、リーグ優勝から遠ざかっていた04年から06年までの3年間、ゼロが続いた。暗黒時代が再到来しないように、ディフェンスを強化、ゴールデン・グラブ賞を受賞する選手を作らないと大変だ。亀井の三塁コンバートなどやっている場合か。

 広島の4人に次ぐのは4位のヤクルトの2人。クライマックスシリーズに出場した上位3球団の中で辛うじて面目を保ったのは2位の阪神だけだ。捕手の城島、二塁手・平野の2人が選出されている。が、リーグ全体として最大の恥は、39回目のゴールデン・グラブ賞の歴史の中で初の「該当者なし」が出たことだ。一塁手部門で阪神・ブラゼルが86票を集めたものの、「該当者なし」が140票で過半数に達したためだ。

 「パ・リーグ3位のロッテにリーグ優勝の中日が負けたのも、パ6球団が上位を独占した交流戦で暴露された『パ高セ低』の実力格差の一環だ」と言われたが、ゴールデン・グラブ賞でも同様だ。03年以来7年ぶり5度目の6球団すべてから受賞者を出したパ・リーグとの格差が歴然としている。(夕刊フジ編集委員・江尻良文)

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Last-modified: 2010-11-12 (金) 23:59:20 (3228d)