広島秋季キャンプ1軍サバイバル激化

 広島キャンプの1軍サバイバルが激化した。第1クール最終日にインターコンチネンタル杯に出場していた小窪哲也内野手(25)、会沢翼捕手(22)もキャンプに合流。来春1軍キャンプ枠をめぐる競争が一気にヒートアップした。

 野村謙二郎監督(44)は「秋は春のキャンプに向けて、ここのメンバーが入れるかターニングポイント。それを目指してみんな充実している」と話した。内野特守では小窪、松本高明(26)、安部友裕(21)が二塁を守り、互いに機敏な動きでアピール。指揮官も「2軍からいろんな選手が参加しているけど力の差はない。あとは経験差だけ。現場で使いたいと思わせるかになる」とあおった。

 プロ3年目のシーズンを終えた安部は今季1軍に昇格した外野手の丸佳浩(21)にライバル心を燃やす。「同級生で僕のほうが(ドラフトの)順位は上だった。ポジションは違うけど丸に負けたくない」。争いは熱くなる一方だ。

広島岩本30発 町田コーチ太鼓判

 レギュラー定着で30発だ!! 台湾で行われたインターコンチネンタル杯を終えた広島岩本貴裕外野手(24)が2日、日南秋季キャンプに合流した。いきなり約200スイング連続のティー打撃を行ったほか、外野特守など猛練習を実施した。レギュラー定着への意欲を全開した岩本に町田公二郎新打撃コーチ(40)は30本塁打到達の可能性を口にした。

 大きく開いた両足に力が入る。秋季キャンプへの合流初日のラストメニューは地獄の連続ティー打撃。間断なくトスされる白球をとめどなく振り抜く。岩本は苦しさで顔をゆがめる。足をつりながらもスイングを続け、何とか耐え抜いた。

 「(台湾では)試合の練習でしたから。思っていた感じです。足が曲がらなくなりました。つりながら振って。課題は多いですし」

 午前中は走り込み中心の練習を行い、午後からはみっちりバットを振り込む。いきなりの「鬼練習」で体は悲鳴をあげた。無理はない。10月10日に東京で公式戦を終えてから遠征が続く。みやざきフェニックス・リーグに参加したあとは、台湾で開催されたインターコンチネンタル杯に日本代表の4番として出場した。2本塁打を放つなど存在感を発揮。武者修行を終えて、1日に帰国したばかりだった。

 今年6月にノーステップ打法に挑戦し、7月以降、2カ月間で14本塁打を量産した。疲労は残るが、長距離砲としての能力の高さは際立つ。ロングティー打撃で何度も右翼フェンスをオーバー。初指導した町田打撃コーチは「遠くに飛ばす力を持っている。周りとは違う」と目を見開いた。

 その上で新コーチは「でも、まだまだ鍛えないと。安定感も身につけないといけない」と説明。肉体や技術面でまだ成長の余地があると口にした。スラッガーの目安である30本塁打到達についても「あの(本塁打を量産した)期間をのばしていけば可能性はある」と太鼓判を押した。

 来季は主軸候補として期待される立場。岩本に慢心はなく「(自信は)まだですね。来年できるかという不安はあります。まだ短期間なので。1年間通して試合に出ないといけない。いまの形をしっかり作っていきたい」。急成長のきっかけとなったノーステップ打法を継続。安定感を備えれば、30本塁打も現実味を帯びる。来季のレギュラー定着を目標に掲げ、ひたすら土台を築く。【酒井俊作】

NiKkan


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Last-modified: 2010-11-03 (水) 23:24:00 (3239d)