旧広島市民球場、ダッグアウトベンチ12万円

 昨春までプロ野球・広島カープの本拠地として親しまれ、年内に解体が始まる予定の旧広島市民球場(広島市中区)で24日、球場の備品が公開オークションにかけられ、一塁側ダッグアウトベンチの12万8千円を筆頭に高額落札が相次いだ。

 「さよならイベント」の一環で、事前に応募した約60人が参加。落札額は一塁側ブルペンのホームベースが8万1千円、入り口にあったボール形の電灯が5万9千円などで、トイレの表示看板(男女用一対)にも3万9千円の値が付いた。

 小学生のころからカープファンという会社員広田和則さん(32)=広島市南区=は4人掛けの観客席を5万7千円で落札。「小遣いを使い果たした。将来、飲食店を開いた時に記念に置きたい」と笑顔で話した。

 ベースや観客席は28日からインターネットオークションも行う。広島市は外野スタンドの一部を残して球場を解体し、跡地にイベント広場などを整備する方針で、収益は整備費用に充てる。

 一方、解体に反対する市民グループのメンバーが24日、球場の入り口で賛否を問う「投票」を実施した。またイベント終了直前の「終球式」で、投球した秋葉忠利市長に観客の男がボールを投げ付け、警備員に取り押さえられる場面もあった。

「解体に腹立った」広島市長にボールぶつける

 24日午後4時5分ごろ、旧広島市民球場(広島市中区)で開かれた「さよならイベント」に参加した秋葉忠利市長(67)に、観客の男が硬式の野球ボールを投げ付けた。球は市長の右太ももに当たり、約2週間の打撲。警備員が男を取り押さえ、広島中央署が傷害容疑で現行犯逮捕した。

 同署によると、男は広島市東区中山鏡が丘、無職岡本一彦容疑者(45)。「球場の解体に腹が立った」と供述している。

 市長はイベント終盤の「終球式」に登場し、広島カープの永川勝浩投手らに続いて投球。直後に数メートル離れた地点にいた岡本容疑者が持っていたボールを投げ付けた。多くの観客が見ており、会場は一時騒然とした。

SanSpo


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Last-modified: 2010-10-24 (日) 21:44:32 (3190d)