沢村賞に広島・前田健 防御率など評価

 プロ野球草創期の名投手、故・沢村栄治氏の功績を記念し、シーズンで最も活躍した先発完投型の投手を表彰する「沢村賞」の選考委員会が1日、東京都内のホテルで行われ、セ・リーグの最多勝などに輝いた広島の前田健太投手(22)が初選出された。

 セ・リーグ投手からの選出は、2004年の川上憲伸(中日、現ブレーブス)以来6年ぶり。

 同賞の基準は、(1)15勝以上(2)奪三振150以上(3)完投数10試合以上(4)防御率2・50以下(5)投球回200以上(6)登板数25以上(7)勝率6割以上-の7項目。前田は28試合に登板して15勝8敗、174奪三振、投球回215回2/3、防御率2・21、勝率・652をマークした。完投数は6(2完封)と基準を下回ったが、防御率や勝利数などが評価された。

広島・前田健太投手の話

「取れると思っていなかった。最近はセ・リーグから出ていないと知っていたのでうれしい。歴代の人とか現役でやられている受賞者には、まだまだ及ばない。タイトルでも3冠を取らせてもらったし、出来過ぎです」

沢村賞・前田健、下位球団で抜群の安定感

 6年ぶりにセ・リーグの投手からの選出となった沢村賞だが、選考委員の平松政次氏は「今年はずば抜けたピッチャーがいなかった」と話すように、全7項目の基準を満たした投手はなし。6項目を満たした前田、ダルビッシュ(日本ハム)、5項目を満たした金子千(オリックス)の3人に絞られた。

 ダルビッシュは防御率(1・78)で抜群の数字を残したものの、勝利数(12勝)では物足りなさが残った。金子の場合、パ・リーグ最多勝(17勝)を挙げたが、防御率(3・30)は基準を大きく下回る。前田は突出した数字ではないものの、広島という下位球団の中でセ・リーグ最多勝となる15勝、防御率2・21とシーズンを通じて「安定感」を示したことが評価されたといえる。

 先日行われたドラフトでは斎藤、大石(ともに早大)、沢村(中大)といった前田と同じ世代の大学生投手がドラフト1位で相次ぎ指名された。今回の前田の受賞は、来季から新たにプロ野球界に加わる“黄金世代”にも、間違いなく刺激を与えるだろう。

広島・前田健太投手の話

「取れると思っていなかった。最近はセ・リーグから出ていないと知っていたのでうれしい。歴代の人とか現役でやられている受賞者には、まだまだ及ばない。タイトルでも3冠を取らせてもらったし、出来過ぎです」

SanSpo


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2010-11-01 (月) 23:46:09 (3239d)