マエケン世代じゃ!!セ6年ぶり沢村賞

 今季最も活躍した先発完投型の投手に贈られる「沢村賞」の選考委員会(土橋正幸委員長)が1日、都内で開かれ、セ・リーグの最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の3冠に輝いた広島・前田健太投手(22)が初めて選出された。セの投手の受賞は2004年の川上憲伸(中日)以来6年ぶり。18日のプロ野球コンベンションで金杯と副賞300万円が贈られる。

一番になりたい-。野球を始めたころから持ち続けた思いが結実した。プロに入って4年。前田健が、投手にとって最高の栄誉を手にした。名実ともに、一気にスターダムに駆け上がった。

 「取れると思っていなかった。最近はセ・リーグから出ていないと知っていたのでうれしい。歴代の人とか現役でやられている受賞者には、まだまだ及ばないでず」

 知らせは、秋季キャンプを行う宮崎・日南に届いた。練習中に野村監督に伝えられ、握手した。帽子のヒサシには『責任』と記し、低迷するチームで身を削って投げてきた。28試合で215回2/3を投げ、15勝8敗、防御率2・21、勝率・652、174奪三振。先発完投型の本格派を対象とする沢村賞の選考基準7項目で、不足は完投数だけだった。

 楽天・田中らよりも早く、今ドラフトでも注目を集めた“ハンカチ世代”で初の沢村賞受賞だ。斎藤佑樹(早大)ら同級生の存在に刺激を受けつつ、プライドもある。「ライバルというより、一緒に盛り上げていきたい。でも、何勝とか、何回何失点とか(アマチュアでの成績)、それを同じ風に言われるのは好きじゃない」。持ち前の負けん気も言葉に現れる。

 「チームは5位に終わったし、クライマックスシリーズとか優勝争いをしてみたい」

 飛躍の1年で日本球界に旋風を起こした。ハンカチ世代の枠を飛び越え、マエケンは日本球界を代表するエースになった。(山田結軌)

SanSpo


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Last-modified: 2010-11-02 (火) 22:44:18 (3177d)