野村監督、来季の課題は「本拠地で負けない雰囲気」

 野村監督が来季浮上へのポイントに“内弁慶”を挙げた。クライマックスシリーズ(CS)をテレビ観戦した指揮官は「投手力の差はもちろんだけど、もう1つは中日ナインが本拠地なら負けないという雰囲気を持って野球をしていた」と分析する。今季、中日はナゴヤドームで51勝17敗1分けと驚異的な勝率を誇り、カープも2勝10敗と大きく負け越した。マツダスタジアムを同様の雰囲気にすること。さらに鬼門での1つでも多い勝利が来季の課題だ。

広島・前田健、師匠ルイスに刺激!来季はCS登板だ

 かつての僚友の勇姿が刺激剤だ。広島・前田健太投手(22)が、快投でチームをワールドシリーズへと導いたレンジャーズのコルビー・ルイス投手(31)と同じく、来季のポストシーズンでの活躍を誓った。

 身近な存在だけに喜びもひとしおだった。

 「知っている投手が活躍しているのは嬉しいことです」

 ルイスは米大リーグのリーグ優勝決定戦でヤンキースを相手に2勝。球団史上初のWシリーズ進出に貢献した。昨季まで2年間、ともに赤ヘル投手陣を支えた前田健にとって右腕の投球はお手本でもある。かつては「四球を少なく、ストライク先行でいくスタイルは僕が目指すところでもある」と話していただけに、世界最高峰の舞台での、ルイスの姿は何よりもの励みとなった。

 この日、CSファイナルS第5戦が開催されていればテレビのゲスト解説が予定されていたが、中日が23日に日本シリーズ進出を決めたため惜しくも“CS初出場”を逃した。「行きたかったですね…」と苦笑いを浮かべた右腕。来季はゲストでなく、マウンドに立ってみせる。

巨人、V奪回へスタッフ刷新!岡崎ヘッド昇格へ

 巨人の来季ヘッドコーチに、岡崎郁2軍監督(49)が昇格する方向であることが24日、分かった。前日にクライマックスシリーズで敗退したチームはこの日、伊原春樹ヘッドコーチ(61)の退任、編成本部シニアアドバイザーへの就任と、篠塚和典打撃コーチ(53)、西山秀二?バッテリーコーチ(43)、緒方耕一外野守備走塁コーチ(42)の退団を発表。V4を逃したチームは4人が同時にユニホームを脱ぎ、スタッフを一新して再出発を図る。

 原監督を戦略、精神的にも支える重要ポストに、岡崎2軍監督を内部昇格させる方針が内定した。05年にヤンキースにコーチ留学した経験があり、2軍監督就任1年目だった昨年は、イースタン・リーグで2軍を優勝に導いた。大田、中井、田中ら将来の大砲候補を熱血指導するなど選手からの人望も厚く、ヘッドコーチにはうってつけの存在と言える。

 CSファイナルSの敗退から一夜明け、球団は伊原コーチの編成本部への配置転換と、篠塚、西山、緒方コーチと来季契約を結ばないことを発表した。V逸の一番の原因は夏場以降に不振が続いた先発陣だが、打線もクリーンアップ以外が最後まで固定できなかったこともあり、まずはコーチ陣の抜本的な改革が必要と判断。4人のコーチがユニホームを脱ぐことになった。

 この日、チームとともに名古屋から帰京した清武球団代表は、来季の組閣について具体的な名前は挙げなかったが「若い人を中心に原監督を支えるコーチ陣で育成力をさらに高めていきたい」とコーチ陣の若返りを示唆。岡崎2軍監督は49歳と若く、打撃と守備の指導だけでなく、練習への取り組み方や生活態度など精神的にも指導できる。今年7月には大学日本代表とのプロ・アマ交流戦でNPB選抜の監督。現在台湾で行われているインターコンチ杯でも日本代表の指揮を執っており、球団の評価も高い。

 篠塚、西山、緒方コーチの退団に伴い、1軍打撃コーチには吉村野手総合コーチと江藤?育成コーチ、バッテリーコーチには村田打撃コーチ、外野守備走塁コーチには大西2軍外野守備走塁コーチが配置転換される見込みだ。既に1軍内野守備走塁コーチはソフトバンクなどでコーチを歴任した森脇浩司氏が内定。今季まで中日の2軍監督を務め、巨人復帰が確実な川相昌弘氏には、若手の犠打や守備力向上のために2軍のポストが用意されそうだ。

 ◆岡崎 郁(おかざき・かおる)1961年(昭36)6月7日、大分県大分市生まれの49歳。79年ドラフト3位で巨人入団。85年にレギュラー定着すると、89年の日本一、90年のリーグ優勝に貢献。89年の日本シリーズでは優秀選手にも選出され、90年にはゴールデングラブ賞に輝いた。96年に現役引退。06年から巨人の2軍コーチで現場復帰し、昨年から2軍監督。右投げ左打ち。1メートル78、85キロ。

SpoNichi


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Last-modified: 2010-10-25 (月) 07:31:32 (3254d)