広島、内川獲り球団・現場で総力戦 きょう交渉開始

 運命の日が来た。広島は17日、コミッショナーから「FA宣言選手」が公示されたことを受け、内川とコンタクト。球団関係者が「他球団には絶対に譲れない」とし、きょう18日午前、横浜市内のホテルで球団史上初のFA補強に向けての交渉がスタートする。

 これまでタンパリングに配慮し、沈黙を守り続けてきた松田元(はじめ)オーナー(59)が球団の歴史を変える交渉に向け、熱弁をふるった。

 「内川だから行くんだ。他の選手なら行くとは限らない。彼と一緒に野球がしたいと思う」

 これまではマネーゲームの風潮を嫌い、FA戦線からは距離を置いてきた。それでも最大限の条件は用意。金銭面では現年俸の1億7000万円からのアップをベースに複数年契約を提示。出来高払いなどについても柔軟に対応する。さらに、宮崎・日南で秋季キャンプを行っている野村監督が交渉に同席。自らの現役時の背番号「7」を提示するプランも用意する。解禁即のスピード交渉で球団、現場の双方が誠意と情熱を恋人にぶつける。

新外国人戦力トレーシー獲得へ…メジャー通算79本

 広島が新外国人戦力としてメジャー通算79本塁打のチャド・トレーシー内野手(30=マーリンズ)と獲得に向けた交渉を行っていることが17日までに分かった。同内野手はダイヤモンドバックス時代の05年に打率・308、27本塁打、72打点をマークしている。なおこの日、米国東海岸のスポーツ専門局「MASN SPORTS」はオリオールズに所属し、メジャー通算92試合に登板した右腕、デニス・サーフェート投手(29)が広島と交渉を行っていると報道。さらに球団内ではスタルツと来季の契約を結ばない方針が確認された。

マエケン 内川移籍を熱望「心強いですね」

 広島・前田健が内川のFA移籍を熱望した。広島市内の小学校でイベントに臨んだ右腕は「投げていて嫌な選手が味方になれば、心強いですね」。

 4年間通算で25打数13安打、今季も10打数6安打と打ち込まれた天敵だが、シーズン中に投球フォームのアドバイスをもらったこともあるとあって「優しくていい人ですよ」と笑顔で入団を待ちわびていた。

広島「内川だから」初のFA交渉、複数年提示へ

 広島が13年連続Bクラスからの脱出に、球団史上初のFA交渉を解禁日に行う。横浜からFA宣言した内川と横浜市内のホテルで18日に交渉を行うと発表。これまでFA戦線には距離を置いてきたが、松田オーナーは「内川だからいく。一緒に歴史をつくってくれる選手だと思うからこそいく」と熱く語り、複数年契約を提示する意向。

 交渉には野村監督も同席し、現役時代に自身が付けていた背番号7を用意するプランもある。内川は交渉解禁日を前に「どういう評価をしているのかを聞くのは楽しみ。同時に責任の重さも感じる」と心境を語った。

内川 広島と交渉「ありがたいが、ほかの球団も…」

 プロ野球は18日、フリーエージェント(FA)宣言した11選手と、旧球団以外のチームとの交渉が解禁され、横浜から国内FA権を行使した内川聖一内野手らが交渉した。

 内川は横浜市内で広島と約1時間交渉し「野村監督からチームを変えてほしいと言われた。ありがたい気持ちは強いが、ほかの球団の話も聞きたい」と話した。ソフトバンクから獲得の意思を伝えられたことも明かした。

 西武から国内FA宣言した細川亨捕手は東京都内でソフトバンクと交渉した。19日には横浜とも交渉する予定。楽天から海外FA権を行使した藤井彰人捕手は大阪市内で阪神と交渉する。

 米大リーグ移籍を目指すのはロッテ、日本ハムからそれぞれFA宣言した小林宏と建山義紀の両投手。日本ハムから海外FA権を行使した森本稀哲外野手は横浜、オリックスから国内FAした後藤光尊内野手は中日が獲得を検討している。

広島と初交渉も…揺れる内川「横浜への思いも捨てきれない」

 横浜から国内フリーエージェント(FA)権を行使した内川聖一内野手(28)が18日、横浜市内のホテルで広島と初交渉した。広島がFA選手の獲得に動くのは初めてで、内川は「歴史的だと言われ、すごく重みを感じる。野村監督からチームを変えてほしいと言われた」と笑顔で話した。

 広島からは3年総額6億円を提示されたもよう。内川は「すごく迷っている。他球団の話も聞いてみたいし、横浜への10年間の思いも完全には捨てきれない」と語った。

 秋季キャンプ地の宮崎県日南市から駆け付け、交渉解禁初日の交渉に同席した広島の野村監督は「チームに来ていただきたいという思いは伝えた。いい感触でいい話ができた」と満足顔だった。

 内川には横浜が慰留に努め、ソフトバンクも獲得に乗り出している。

同郷・内川を口説いた野村監督「広島が大きく変わる」

 広島が初めてFA選手の獲得に乗り出した。宮崎での秋季キャンプから駆けつけ、内川との交渉に同席した野村監督は「きょうの交渉は大きな前進」と球団の方針転換の意義を熱い口調で話した。

 野村監督がフロントに「ぜひ手を挙げてくれ」と同じ大分県出身の内川獲得を進言したという。「入ってくれたら起爆剤となり、チームが点火して大きく変わると彼には伝えた。また次があれば、どこにでも行く」と先頭に立って思いを伝えていく意向だ。

マエケン“8冠”「緊張しましたね」

 沢村賞にも選出された広島の前田健が、初のベストナインに選ばれた。表彰式では球界を代表する選手たちとともに活躍をたたえられ、22歳は「一番年下だし、緊張しましたね」と目尻を下げた。

 投手部門のリーグ3冠をはじめゴールデングラブなども含めて“8冠”となった。「きょうで実感というか、自分でも結構すごいことをしたんだなと思った。沢村賞が一番予想外だった」と受賞ラッシュに笑みを浮かべた。

SpoNichi


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Last-modified: 2010-11-19 (金) 01:07:27 (3230d)