広島・野村監督、20年ぶり優勝へ…投手陣立て直す

 昨季は球団史上ワースト3位タイのチーム防御率4・80を記録した赤ヘル軍団。投手陣の立て直しに向け、今オフは豊田、菊地原のベテラン勢、ドラフトでも即戦力左腕の中村、岩見、金丸とリリーフ候補を積極的に補強。

 野村監督は「永川勝、横山、シュルツ、新外国人のサルファテ。誰が最後になるかは別として、7回以降をこの4人で逃げ切りたい」と構想を描く。「何位までに入るという寂しい目標は持ちたくない」と20年ぶりの優勝を目標に戦いへの準備に入る。

ドラ1福井、日ハム・斎藤「年下だけど尊敬できる」

 金の卵の目標は「福井世代」の形成だ。ドラフト1位ルーキー・福井は早大の同級生でもある日本ハム・斎藤について「斎藤のおかげでおまけでも注目してもらうことができた。賢いし、強い投手。年下だけど尊敬できる」と話す。

 「ハンカチ世代」のイメージが強い右腕だが、早大入学時に1浪しているため、年齢は斎藤らより1つ上。開幕1軍を最初の目標とした上で「福井世代にしましょう」と同い年のオリックス・T-岡田らに負けない活躍を誓った。

広島 大量の“血の入れ替え”断行 待たれる新戦力

 10年連続Bクラスから脱出するべく、16人が退団し新たに14人の選手を迎え“血の入れ替え”を断行した広島。新入団選手も含め、新戦力の台頭がAクラス入りには不可欠だ。

 絶対的なエースに成長した前田健と復調が待たれる大竹以外に先発投手の名前が挙がってこないのが現状で、斎藤、ジオらはまだ投げてみないと分からない不安定要素がいっぱい。新外国人の右腕のバリントン、サファティも未知数で、ドラフト1位の福井をはじめ、4位までに指名した大学・社会人出身の投手の中で使える投手は積極的に登板させるとみられる。抑えもシュルツがいるものの、腰に不安があり、永川勝の復活はチームとしても待ち遠しいはずだ。

 リーグトップの119盗塁で久々に“機動力の広島”を見た2010年だったが、総得点はリーグ4位。勝負を決める一打が出ず、痛い星をいくつも落とした。長打不足解消にメジャー通算79本塁打のトレーシーを獲得。昨季後半から急成長した岩本らパンチ力のある選手と足のある選手をバランスよく使い、相手にいやらしさを感じさせる打線を組みたい。

 それぞれ才能のある選手が多いにもかかわらず、故障や起用法で力を十分発揮できていない傾向にある。力が一つにまとまれば、決して下位に沈むチームではなく、2年目の野村監督の手腕が試される。

SpoNichi


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Last-modified: 2011-01-01 (土) 23:16:02 (3065d)